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プレイングマネージャーのプレマネバランス

この記事は

https://adventar.org/calendars/8981 の記事です。前日の記事はかめちゃんの仕事とプライベートの関係性について思うこと🐢 でした。翌日の担当はづっちんの 私流「感情のコントロール」思考術2023 でした。

現代のプレイングマネージャー

現代のマネジメントでは、プレイヤー(実行者)とマネージャー(管理者)の役割を巧みにバランスさせることが求められています。マネージャーは、プレイヤーとしての能力も持ち合わせており、自ら手を動かす場面もあります。一方で、他者に仕事を任せ、それを遂行させるマネージャーとしての役割も重要です。

プレイヤーとしては、自分自身で物事を成し遂げる能力が必要です。マネージャーとしては、「他者を通じて物事を成し遂げる」ことが求められます。この二つの役割を兼ね備える現代のマネージャーは色々なことをやらないといけないですね。いわゆるプレイングマネージャーという方がほとんどではないでしょうか?

このような現代においてマネジメントを行う人々は、変化に対応し続ける必要があります。『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』で述べられているように、マネージャーのアウトプットは、「自分の組織のアウトプット」に加えて、「自分の影響力が及ぶ隣接組織のアウトプット」も含まれます。この原則に基づき、マネージャーは、より大きなアウトプットを生み出すための工夫を凝らす必要があります。プレイヤーとマネージャーの役割を上手く組み合わせ、自身および周囲の組織のアウトプットを最大化することが、今日のマネージャーに求められる重要な課題です。そのためにまずはマネージャー自身のプレマネバランス(プレイヤーとマネージャーの役割のバランス)について把握して、アウトプット最大化のためにできることを探索していきましょう。

プレマネバランスの把握

マネージャーとしてのアウトプットを最大化するためには、次のようにアクションを分類し整理することが効果的です。

  1. 自分がやりたいこと

  2. 自分がやらねばならないこと

  3. サポートが必要だが、任せられるもの

  4. サポートなしで任せられるもの

アクションを書き出し、分類することで、現状の把握が容易になります。プレイヤーとしての割合が大きく「2.自分がやらねばならないこと」が多い場合は、「3.サポートして任せられるもの」や「4.サポートなしで任せられるもの」を見直し、権限委譲の可能性を探るべきです。3をチームメンバーに委譲したり、プロフェッショナルな外部の人にお願いしたり、SaaSやAIツールにタスクを委ねることが考えられます。

「1.自分がやりたいこと」が多い場合は、これらのアクションが「2.自分がやらねばならないこと」にも該当するかを考慮し、自身の情熱を必要な業務に結び付ける方法を模索することが重要です。この場合、上司との相談を通じて、自身の興味と業務の方向性を一致できると良いと思います。

プレマネバランスを把握した後は?

プレイヤーの割合が多ければダメとか、マネジメントだけやっていてもダメとかそういう話ではありません。今求められている状況に置いて、プレイヤーとしての動きを強めたら、組織のアウトプットが大きくなるなら、そのような動きをすると良い場合もあります。チームメンバーのアウトプットを支援する事を意識して動くのが有効なこともあります。それは都度状況に応じて、その場面に応じてやっていくことが大事です。

最後に

マネージャーの皆さん、今年も1年おつかれさまでした!
来年もアウトプットを沢山生み出すために、年末に自身のプレマネバランスをふりかえって来年につなげていきましょう!

参考図書


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