
【CL愛知2024エクストラ】 全員完走以上! エヴォリューションコントロールの備忘録
お久しぶりです。初めましての方は初めまして。くろたか、遥と申します。
今回チャンピオンズリーグ愛知で初めてエクストラレギュレーションに参加しました。
スタンダードでも普段一緒に調整している2人で新しいデッキタイプであるエヴォリューションコントロール(以下 エヴォコン)を作成しました。
共有したメンバー5人が全員5-3以上(5-3 ×1 6-2 ×4)と決勝トーナメントこそ残れなかったものの、アベレージがかなり高いデッキを生み出すことが出来たので、備忘録という形でnoteを残そうと思います。
某チーム○チャモさんの2人が、我々と同じデッキタイプでTop4、優勝ととんでもない成績を残しました。(おめでとうございます!)
そのため、我々が「解説」という形でnoteを出すのはあまりにも公開処刑なのです。あくまで「備忘録」として暖かい目で読んでいただけると幸いです。
noteを書く経験が浅く、学もないので語彙が乏しいですが、ご了承ください。
ご意見、質問等があればDMまでお願いします。
また、本記事では、プリズムエネルギー軸のルギアデッキ→虹ルギア、ダブルドラゴンエネルギー軸のルギアデッキ→龍ルギアと言ったように、一般的に使用されている略称を使用させていただきます。
【自己紹介】
今回のエヴォコンを主に調整した「くろたか」 「遥」は、「ポケカの集い」というたっぱー/Taisei Kodama率いる練習会に所属しています。
くろたかはWCS2022(ロンドン)に当時のCSPランキングで出場しています。過去に、世界大会の旅の記録noteを書いているので是非見てください!
遥はPJCS2023 18位(11-2 トナメオポ落ち)や前回のCL愛知エクストラで29位 等の実績があります。JCSオポ落ち世界権利逃しは本当に可哀想なので同情してあげてください(byくろたか)
また、我々はそれぞれ別の調整チームにも所属しています。
くろたかは特にチーム名などはないのですが、古川家というJCSチャンピオンやWCStop4などを排出しているとんでもない家族と、その周りのシニアマスター達と調整しています。調整するメンバーのほぼ全員がWCS出場経験があります。
遥はWCS出場経験もあり、毎年エクストラのCLで好成績を叩き出すBumpeiがリーダーのチーム雷炎無双に所属しています。
遥のCL愛知2023 エクストラの結果はこちらに載っています。
【当日使用リスト】
詳しい結果、解説は後述します。
くろたかのポストは、何故かシャドウバンを食らっているため引用できません。
すみません🙇♂️
CL愛知エクストラ エヴォリューションコントロールを使って6-2 69位でした!
— 遥 (@harrruka3) April 14, 2024
デッキ共有してサンダーいっぱい取れたので良かったです!! pic.twitter.com/3ZrYg4q8hy

g9LLQH-7PbbaA-ngHggH
遥 6-2
1回戦 虹ルギア 先 ⭕️
2回戦 イバラナンス 先 ⭕️
3回戦 黒馬 後 ❌
4回戦 黒馬 後 ⭕️
5回戦 ねこのてシュープリーム 先 ⭕️
6回戦 イバラ研究所 後 ⭕️
7回戦 ドラゴダスト 後 ❌
8回戦 ライチュウワンショット 後 ⭕️
くろたか 5-3
1回戦 ドラゴダスト 後 ⭕️
2回戦 ミラー 後 ⭕️
3回戦 ドラゴダスト 後 ⭕️
4回戦 ブジンワンキル 後 ❌
5回戦 ドラゴダスト 後 ⭕️
6回戦 ナンスLO 先 ⭕️
7回戦 ライチュウワンショット 先 ❌(バリヤード置けず)
8回戦 アマージョ 後 ❌
CL愛知エクストラ6-2でした。
— ありーな (@pokearina) April 14, 2024
オポ低くてスリーブとかハチマキ貰えなかったけどサンダー持ち帰れた! pic.twitter.com/hvDKm6yEdp

ありーな 6-2
1回戦 ダイスミュウ 先 ⭕️
2回戦 レジドラゴ 後 ❌
3回戦 ダストミュウ 後 ⭕️
4回戦 虹ルギア 先 ❌
5回戦 ミライドン 後 ⭕️
6回戦 虹ルギア 先 ⭕️
7回戦 虹ルギア 後 ⭕️
8回戦 ナンスLO 後 ⭕️
CL愛知2024 エクストラ 使用エヴォコン
— さっくん (@sakkun_pokemon) April 14, 2024
1.虹ルギア後○
2.ドラゴ後○
3.ドラゴ後×
4.サーナイト後○
5.裏工作リザ後○
6.虹ルギア先○
7.エヴォコン後○
8.ドラゴ後×
ベスト32でした!
共有でみんな好成績😊
noteは後日でるらしい
グッズロックしか勝たん。 pic.twitter.com/idnZ2wGs47
エヴォコン【エヴォリューションコントロール】使って6-2!
— むらたむら (@gishikimajin) April 14, 2024
使用者はみんなサンダー取れました!
開発者のチムメンの遥くんがnote書くみたいです! pic.twitter.com/ZjUKv8PwC5

さっくん 6-2
1回戦 虹ルギア 後 ⭕️
2回戦 ドラゴダスト 後 ⭕️
3回戦 ドラゴダスト 後 ❌
4回戦 サーナイト 後 ⭕️
5回戦 裏工作リザ 後 ⭕️
6回戦 虹ルギア 先 ⭕️
7回戦 エヴォコン 後 ⭕️
8回戦 ドラゴダスト 後 ❌
むらたむら 6-2
1回戦 モクナシラフレシア 先 ⭕️
2回戦 虹ルギア 先 ⭕️
3回戦 ドラゴダスト 後 ⭕️
4回戦 ドラゴダスト 後 ⭕️
5回戦 ドラゴダスト 後 ❌
6回戦 ドラゴダスト 後 ⭕️
7回戦 イバラ研究所 後 ⭕️
8回戦 ライチュウワンショット 先 ❌
【環境考察とデッキ作成の経緯】
【去年と今年の環境】
国内で行われるエクストラの大会は、年に1度しかありません。
そのため、去年の環境がそのまま基盤になります。
去年は、ルギアとレジドラゴがカードプールに追加されてから初めてのエクストラの大会となりました。そのため、ルギアもレジドラゴもリストが定まっていなかった点がポイントです。以降、そのままルギアとドラゴの2強となりました。
それを踏まえた上での今年のデッキ評価です。
Tier1
ドラゴダスト ルギア
Tier2
裏工作リザ 雷系統 ワンショット ミュウ 黒馬 ナンス(等の)LO
Tier3
サーナイト ロトムアゴアクジ アオギリセグレイブ アマージョ etc…
さらに去年と異なる点がいくつかあります。
環境面の変化
・PTCGOサービス終了により、オンラインのエクの大会が無くなる。情報が以前よりかなり少なくなる。→この世に出ていないデッキが数多く存在
・以前と比べ、エクバにカジュアル層が増加。→シェア率に若干の偏りが生じるが、シェア率世間のデッキの評価との相関関係に当たるので、特に問題ない
デッキ、カードプール面
・ルギア、ドラゴが既知のものとしてtier1に君臨→ルギア、ドラゴに有利ないしは五分五分以上のデッキが必要→しかし、ルギアとドラゴのデッキタイプが全くの別物であり、この2つに勝つデッキはかなり限られる。
・去年と異なり、リバーサルエネ、エーススペック、ナンジャモ、エヴォリューションなどが新しく追加。
アンフェアスタンプの登場によりこくばが前よりも少しだけやれるように。ルギアのドラピオンの減少も追い風→裏工作リザが一定数いるためどうなるか。
・上記のようなtier1は、盤面完成したらどうしようもないパターンが多い→盤面を作らせないためのグッズロックや盤面が作られる前に勝負を決めるワンショットが熱い
・このように、以前と比べて後攻を取りに行くデッキが増加する→仮に先攻になったとしてもある程度戦えるデッキが望ましい→ここまでの環境から、どこまでCL愛知で動くか
これらの環境や去年からの変化を踏まえ、Tier1であるドラゴ、ルギアと対等に殴りあえる新しいデッキタイプを探すのは非常に難しいと言うことがわかりました。
考え方のベクトルを変える必要があります。殴り合いで勝てないのなら、殴り合わなければいい。
そのようなデッキは主に2種類に分類されます。
①相手の盤面が出来上がる前に決着をつける
②コントロールなどの、後半のポテンシャルで勝負
我々は、この2タイプのデッキに方向性を絞って調整しました。
①のデッキは、今回のエクストラで言うと、ライチュウワンショットやディアルガワンショット、猫の手シュープリームなどが分類されます。
①のデッキの強い点は、後手2(相手の先攻2ターン目はゲンミミやゴニョニョでロックするため実質後手1)で勝敗をつけることが出来る点です。
ポケモンカードのルールで、先攻1ターン目にサポートや技が使えない関係上、後攻1ターン目が勝負を決める最速ポイントになります。
①のデッキの弱い点は、イキリンコやデデンネなどがメインエンジンになるため、ソーナンスやウソッキー、雪道などに非常に弱い点です。
②のデッキは、我々が今回したエヴォコンや、ナンスLO、WallStallなどが分類されます。
②は、相手の初動の動きが許容できる点、後半は定石に当てはまった動きをすればいいため、全ての勝ち方を想定できる点などが強みです。
②の弱い点は、①と異なり絶対に勝てない不利マッチが存在することです。
①と②、どっちのデッキもそれぞれに煮詰めて調整しました。
①は、ベンチバリアなどどのデッキにも入りうるメタカードが怖いため、逃げデッキとして考えていました。
②のデッキが上手く型にハマったため、そのまま②のデッキタイプであるエヴォコンを今回のCLで持っていきました。
【エヴォコンの制作秘話】
今回、エヴォコンの調整をくろたかと遥で行ったため、ここからはこの2人のリストに沿って話を進めていきます。
初期案

とりあえずやりたいことを全部突っ込んでみました。
どうせこのデッキも没やろなぁ〜と思っていたら意外と強くてびっくりしました。
コンセプト自体は、実際にCLで使用した最終案とほとんど変わりません。
ペルシアンでルギアを詰ませ、 ドラゴのエネルギーを割るorラフレシアのグッズロック+カリンで技マシンを一掃すると言った感じです。
このデッキの懸念点は、やはり初動の不安定さでした。後手1でグッズロックをかけれなかった場合、負けに直結します。
また、次点で問題だったのは山札のシャッフル回数が多いため、25分で終わるかどうかが怪しい点です。相手の盤面を詰ませ、ルザミーネでのループを完成させたとしてもジュジュハチ+たがやす2回だとシャッフルが多いと感じました。
コンセプト自体は悪くなかったものの、安定しないことから改良します。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?