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#バディ

『コード・オリヅル~超常現象スパイ組織で楽しいバイト生活!』 第三話 『色』を見る少年と、『色』を撃つ少年(3)

 草地にのびてる、爆弾魔ことテオバルド・ベルマンさん。  武装した七人の現地警察官。うち二人は裏切者。 「オリヅル」メンバー、世衣さんと折賀と俺。  今ここにいない「オリヅル」のメンバーも、敵組織幹部の出現を警戒しつつ、情報網を駆使して俺たちの行動をサポートしてくれている。  俺たちの上司は各組織(特に中東に駐留する米軍と周辺国)への連絡が忙しく、こっちに細かい指示まではしていられないらしい。 「甲斐くん、突入前の対象の様子、もうちょっと詳しく」  世衣さんに問われ

『コード・オリヅル~超常現象スパイ組織で楽しいバイト生活!』 第二話 『色』を見る少年と、『色』を撃つ少年(2)

 人生何度目かの、空を飛ぶ感覚。  これが遊園地やスポーツだったらどんなに楽しいだろう。  でもこれはリアル。訓練ですらない。落ちたら死ぬ。  あ、俺このまま死ぬんかな……。  今まで何度も死にかけたけど。ここは日本じゃなく中東のどっかで、「爆弾魔」がボムボムっと爆破を続けてて。俺はその衝撃をまともに食らって―― 「甲斐、いい加減目を開けろ」  風圧で開けづらい目を、ようやく開けた。  顔面に大きな風を感じる。四肢が思うように動かない。  って、まだ空飛んでるっ!

『コード・オリヅル~超常現象スパイ組織で楽しいバイト生活!』 第一話 『色』を見る少年と、『色』を撃つ少年(1)

<あらすじ> 世界中の地を駆け海越え空を翔ける、少年能力者コンビ「ツー・ハウンズ」登場! 人の感情の色や思念映像が見える少年、甲斐。 人間だけを動かせる念動能力の持ち主、折賀。 二人は超常現象専門特殊チーム「オリヅル」のバイト工作員として、世界中の「能力者」を捕獲する任務を請け負うことになる。 二人の大切な少女、美弥を護るために。 敵対する「能力者売買組織」から、能力者たちを奪い返すために。 相棒・折賀の暴走に引きずられながら、甲斐の「世界を駆けるブラックバイト奮戦記」が始