藍月なくる2nd LIVE「鏡像崇拝」 感想その他いろいろ part1
はじめに
皆様、お久しぶりです。黒助です。(といってもまだ3個しか過去記事がありませんが…)
お前誰だよ?という初見の方に向けて軽く自己紹介しますと、いつも中古屋に入り浸ってジャンク棚から同人CDを漁っている社会人オタクです。普段は色んな界隈(特にゴシック、シンフォニック界隈)に入り浸っていますが、一応らぷり準箱推しです。(えんどるとRoom97以外は可能な限り追ってます)
自己紹介も済んだことですし、そろそろ感想を書いていきます。
※この先、ネタバレ全開です!円盤化や配信の予定はないと公式が言っているため問題ある方はそういないとは思いますが、万が一それは困る!って方が読んでいる場合はここでブラウザバックしてください。
(CDやグッズの事後物販はあるようなので、気になる方はこちらのリンクから探しに行ってください。)
ライブ感想
ここからはライブの感想を曲ごとに書いていきます。記憶を頼りに書いているためおかしい箇所もあるかと思いますが、リアルタイムの鮮明な感想ということでご容赦ください。
01 鏡像崇拝(Instrumental)
最初の導入インストで、そもそもボーカル枠ではないけどシンフォニック感ある独特のサウンドに早送りした時計の針のような音、最後の不穏な空気と開幕音で導入からバッチリ引き込まれた!
収録アルバム:Mirroring Mirage
02 Defective
万を喫しての歌唱パート突入!…しかし、パフォーマンスの途中で突如なくちゃが倒れて〇に、その直後に現れた二人目のゴスロリ姿のなくちゃ(?)が引き続きライブを進行し誰も疑問に思わないというヤバい状況がしれっと起きていた。
その後になくちゃ(?)が〇体なくちゃを見て「これは事件です!」と叫んだタイミングにちょうど双眼鏡使ってたせいで盗撮と勘違いされた?と焦ったのはここだけの話。(その後、〇体なくちゃはなくちゃ(?)に召喚された全身防護服の二人組に連れ去られました…。)
収録アルバム:Counterfeit
03 Mirroring Mirage
表題曲キターーーーーー!曲としてはアプルフィリアを彷彿とさせるゴシック調な1曲だが、Killer neuronやミシュメリアなど現代なくちゃの中でもシャレになってない作品のオマージュが見られる危ないやつ、でMV時点での印象は止まっていたが、あのライブ会場の場では時間差で現実と虚構の区別がつかなくなる禍々しく狂気に満ちた代物へと進化していた!
そして、コイツで来場者を中心にばらまかれたなくちゃの鏡像が色々な考察、解釈をリスナーごとに与えることになることを、会場内にいた時点の私は思いもしなかったのである…。
収録アルバム:Mirroring Mirage
04 Evil Bubble
藍月なくる代表曲の一角、ついに登場!MVとかで普段使いしている時だと自分の目元を気にしてしまう精神攻撃性を有しているが、今回のライブの会場内では前の曲までの時点で異様な空気感が人知れず仕上がっていたのかなんの気兼ねもなく安心して楽しめた。
収録アルバム:Transpain
05 片翼のディザイア
よもや、コイツをライブ会場で聴ける日が来るとは思わなんだ…!
…はい、分からない方向けに解説しますと、藍月なくる作品の中でも極めて珍しい版権問題で入手不可となってる楽曲です。(一応音ゲー側で無理くり聴くことはできるようですが、Fullで聴けない上にDL不可という鬼畜っぷり)
かなり激しいテンポのゴシック曲で、会場内のボルテージが一気に上がっていくのがはっきり感じられた!
ただ、一つだけ未練があるとすれば、コイツを投下できる状況下ならセトリのどこかになくちゃリスナーの多くが中核の一つに据えるであろうアプルフィリアも鏡像の主要構成成分の一つとして突っ込んで欲しかったことである。(表題曲であるMirroring Mirageとどこか似ている要素もあり、シンプルに曲としての格や存在感が強すぎて主役の座をかっさらいかねないパワカだからそんなに単純な問題ではないのかもしれないが…)
※曲名の「片翼」は「へんよく」と呼ぶらしいです。「片翼のロマンシア」など、他サークル作品ではだいたい「かたよく」なのでごっちゃにならないよう注意だ!
収録アルバム:アプルフィリアの秘め事(CD版限定収録)
06 聖少女領域(Cover)
ゴシック繋がりで唐突に飛んできたALI PROJECTカバー曲!
始めて聴く曲ではあったが、アリプロは妖精帝國、サンホラ、少女病に並ぶゴシック界隈の基盤だけあってゴスロリ衣装と合わせると強い!
収録アルバム:なし(YoutubeにMVはいる)
07 君よ(La prière)
ゲストメンバーであるなゆたさん、たむが双子人形として召喚!(前の曲がアリプロだったからローゼンメイデンネタ?)
ゴシック曲のオンパレード、らぷりメンバー集結ときたらこれしかないよなぁ!ハイスピードのダークゴシック寄りでボーカルなくちゃ、コーラスに至るまでガチ装備で弱いはずもなく、テンションぶちあがってました!双子人形が祈るようなポーズでコーラスハモを担当してるのも世界観を忠実に表現してて良き!
収録アルバム:Gemini Syndrome(La prière)
08 禁断の愛と魔剣
らぷりのトリオが揃って単独ボーカル相当の「君よ」
らぷりのトリオがせっかく揃ったんだし何かしら3人ボーカルも来るだろうとは思ってたが、魔剣劇場第2弾が来るとは読めないよ!
私は魔剣に関してはCDでは聴いていたもののらぷりツアーはおろかMVすらチェックしてないザマだったが、正直言ってなくちゃのMVビジュの破壊力が高すぎて性癖破壊されそうになった!そして、歌唱パート時点では知る由もなかったが、らぷりツアーのときに比べて魔剣大型化してるんかい!w
歌唱パートのパフォーマンスも見ごたえあったが、終了後に起き上がったなくちゃ(夢オチ設定?)が「なゆたさんに刺される夢を見たような…」と話したところに「こちらがその魔剣です」と見せびらかすたむの絵面は笑うしかないってw(それに「人の心ある?」と鋭くツッコむなくちゃも有能w)
その後、従順ななゆたさんをお茶に誘いながら反抗期たむに「バッドエンド演出しといて」などと扱いの差を見せつつ退散していった…。
収録アルバム:Chronologue(La prière)
09 Son macabre(棗いつきソロパート)
らぷりパートがひと段落し、一人残されたたむ…。「たむは水でいいでしょ?」などなゆたさんとの扱いの差に「皆さん、いじめられてます!」などとコメント…。
本人には申し訳ないが、やはりたむ虐は至高。たむ虐には他にはない謎の魅力がある。しかし、今宵の彼女はなくちゃのドール。態度は反抗的だがバッドエンドを演出するという果たすべき使命はキッチリ全うする。それも、ライブを乗っ取りかねない火力と精度で!たむ最強クラスに治安の悪いこの曲にあの独特の振り付けが重なって弱いわけ無いんよ!
…あと、なにげにえっちベルトを装備していたらしく、ライブ後に思い出して爆散するヲタクが大量発生したとの噂も。
収録アルバム:HYPNOSONIC(LYRICFLASK)
10 Vacancy(nayutaソロパート)
たむソロパートがあるということは、無論なゆたさんソロパートもあります!しかし、「ゲスト参加曲ならともかく、なゆたさん個人名義にバッドエンド枠あったっけ…?」と一瞬不安が頭をよぎったが、それは杞憂に終わった。そういえばコイツがいたと!
透明感ある歌声で荒廃しているとも取れるドライな空気感を表現する珍しい枠の印象が強く、実際今回のライブの雰囲気と相性ピッタリ!
個人的な話にはなるが、なゆたさんが単独で歌ってる所を生で見るのは今回が初めてで、ようやく聴けた!と思った。
収録アルバム:Clarity(7uta.com)
???
これでらぷりゲスト参戦パートは終了!今更だけど、なゆたさんとたむの背丈がほぼ同じで、かつなくちゃだけ幾分大柄なのもなゆたむコンビの双子人形感をより印象強くしてたのかな…。
さて、では次の曲…、と行きたいところですが…、
動画の埋め込みすぎで重くなりそうなので一旦区切ります!(大遅刻+途中までての公開で本当にごめんなさい…)
ヘヴンリィ以降の曲の感想や、結局なくちゃがこのライブで魅せたかった鏡像とは何なのか?への考察などは後半パートで書いていきますので、後半の記事も是非ともよろしくお願いします!