雷で思い出すこと(豊穣の雨と、エミュー)
昨日、今日と、
全国的に発雷確率が高いようで、
私も、二日続けて雷雨にやられました。
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雷というと、
そのエネルギー量の高さや、
発生メカニズムについての
話題が多いようですが。
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雷を見ると、私はいつも
この2つを思い出します。
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窒素の話し
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動植物の生育には「窒素」が欠かせないらしく。
そのため、地球に存在する窒素の量によって、
地球上で生育できる植物、動物の量も決まる。
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地球の大気の約80%は窒素だが、
二個ずつ固く結びついていて、
このままでは使えない。
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動植物が利用するためには、
固く結びついた窒素原子が分かれて、
水素原子と結びつく必要がある。とのこと。
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そして、この作用は、
一部の細菌による活動か、または、
雷のエネルギーによっておこる。
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つまり、
雷は、大気中の窒素を分割させ、
豊穣の雨を降らせる。
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雷のあと、作物が良く育つ…
というのは、窒素を含んだ雨によって
土壌に窒素が追加されるからなんですね。
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エミューの話し
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オーストリアなどに生息する鳥
「エミュー」は、
遠くに雷が見えると、
そこをめがけて、
何日もかけて、何百キロも走る。
到着するころ、
そこに草が生えているのを
知っているのか。
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エミュー、すごいですね。
雷がなると、草が良く育つって
知ってるのかな?
それとも、
ただ、水が飲みたいだけ?
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(補足)
1つめの窒素の話題ですが。
窒素の量によって、
地球上で生育できる植物、動物の量も決まる。
と書きましたが。
なんと、人間は、
人工的に窒素を分割する方法を
あみだしてしまったのです。
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ハーバー・ボッシュ法の発明によって、
必要なだけ
窒素の量を増やすことが
できるようになりました。
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これによって、
作物の収穫量が格段にあがり、
人口も爆発的に増えました。
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飢えの解消には
大いに役立ったと思いますが。
やっぱり、
地球が支えられる
生き物の数には
限界があると思います。
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