働き方の歴史:昔はみんなマルチキャリアだった。これからは、現在の価値観(権力、地位、名誉)が古い価値観に。
「副業解禁」「新卒一括採用の見直し」
コロナの影響もあり、労働市場を取り巻く環境は
激変した、と感じています。
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今までは、
「大企業への就職」や、
「公務員になること」が
「安定」でしたが、
今後は、
「複数の収入源をもつこと」
「マルチキャリア」が
「安定」ですね。
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「マルチキャリア」と聞くと、
「新しい働き方」と思われがちですが、
これは別に、「新しい」というわけでは
ないんです。
そもそも、
年功序列、終身雇用…という
制度そのものが、
戦後に根付いた働き方で、
それ以前は
今でいうマルチキャリアが
当然だった。
大河ドラマの主人公:渋沢栄一や、
阪急電鉄の創業者:小林一三のような
実業家によって、
さまざまな企業が創設されるまでは、
サラリーマン、会社員という働き方は
なかったからです。
現在の働き方は、
戦後の経済成長を支えるために導入された、
国主導の制度だったのです。
でも、この仕組みが悪かったわけではありません。
この制度のおかげで、高度経済成長を成し遂げ
今の、経済的に豊かな暮らしが実現できたから。
そう考えると、今の「会社勤め」が、
なぜこんなに息苦しいのか…
なんとなく理解できますね…。
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しかし、これからは、
すでにマインドセットされている
古い価値観を変えられるかが重要に。
変えられない人は、
取り残される時代に…?
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これは、ダグラス・ホールが提唱した
プロティアンキャリアという考え方から
一部を抜粋してものです。(〇〇キャリア…多すぎです)
*プロティアンキャリアが、これからの価値観です。
「昇進、権力、地位、名誉」といった価値観を
捨てることができるでしょうか?
50代後半は、「逃げ切り世代」
とも言われています。
古い価値観のまま、
なんとか逃げ切れる世代。
それより若い方は、
価値観の変容が必要になります。
既に社会人になっている人は、
「昇進、権力、地位、名誉」
といった価値観を捨てることができるか?
これから社会に出る人は、
新しい価値観を選べる仕事かどうか。
古い価値観が支配する仕事には、
就かないことをお勧めします。
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