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『NEO RUINS 元田久治作品集』元田久治(2011・トレヴィル)
東京タワーも、雷門も、歌舞伎町も、ぜーんぶ廃墟になっている! 日本だけじゃなく海外の都市も。
元田久治が丹念に描き出しているのは、これまでの廃墟ではなく、これからの廃墟であり、なおかつ、今そこにある廃墟である。
私は現実にある風景や建物をフィクションとして廃墟化し、あたかも現実の風景かのように設定して描いている。成せこのように現実にある建物が廃墟になっているか疑問に思うだろう。人によってはこれから現出するであろう未来の風景と想像するかもしれないし、昔あった過去の風景と思うかもしれない。フィクション=作り事ではあるが、完全な絵空事とも言えない風景である。
どれもこれもグッシャグシャの廃墟なのですが、なんだか、ものすごく惹きつけられるものがあるのです。物語があるってゆーか。
どうやったらこんなにカッコいい絵がかけるのでしょう。
ありきたりな感想ですが、とにかく凄かった!!