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【mbti】10.シリーズだらしなp / tiユーザーとナッジの相性
家事修練が進むにつれ、どんどんmbtiから遠ざかっていってるよーな気がしてきたので、ここらでちょっと流れを引き戻してみようと思います。今回のだらしなpは「mbtiというフレームを使った考察と実践!」がコンセプトだったのです。元々。
もう半分くらい忘れかけてるので、まずは復習して思い出す!
「s+ti+j」=モノ(s)のゴール(j)を意識しつつ秩序(私のtiではなく、sのti)をよんでゆく。
うんうん。これこれ。
こういうのイメージしてたんだった。
以下、途中経過のまとめ。↓
1.モノに関してはこれ(「s+ti+j」)が正解。
「モノの片づけ」や「モノの管理」などといったモノにまつわる処理系の作業はこの方式でいくらでも回せるっぽいことが判明しました(^^)/
継続期間はまだ1か月弱ですが、このルールはすでに私の日常の中にキチンと定着。さしたる負荷もなく稼働し続けておるのです。
きっとこれから先も大丈夫。問題なく回していけるんじゃないかナ~~と思っています。現時点では。
2.コトに関してはあまり成果なし。
キッチンお片づけ編が拍子抜けするほどうまくいったのに対して、お料理編はさして結果がでておりません。
モノを動かすのは簡単だったが、自分自身を動かすのは難しい。どうしてだろう?
mbtiの理論をキチンと理解してるわけじゃないので、もしかしたら間違ってるかもしれないけど、外界に存在している単品の「モノ」を「si」、それに働きかけを行う「コト」が「se」、みたいなかんじでイメージしてしまう(私は)。
「si」が「ti」の支配下におかれてヒモみたいになっちゃう現象には覚えがあったので(記憶カバー術)、モノを相手に「s+ti+j」を発動することが簡単であろうことは最初っから予測がついていました。難しさなどゼロ。だから負荷がないのです。
んでも「se」はそーじゃない。「si」の時と同じようにやろうと思ったら「te」の仕切りに「se」を連動させなきゃイカンとゆーことになりますが、私、「te」とはどーしても相性が悪い。秩序を守らせるべく他人に働きかけたり、外界を仕切ったりなどということができないタイプであるからです。
ホントなら、解決策としてのベストは私が家を仕切るボスとして正しく強権を発動し、家族に私が決めたルールや生活習慣を守らせること・・・であると思うのですが、私にはこーゆうのが上手にできないんですよ。世の「先生」や「親」の皆様が果たされてらっしゃる大人としての務めを全うすることができないのです。だってそもそも私自身が超絶だらしなpで生活習慣もクソもないようなルーズな生活を送っているというのに、自分がやりもしないことを他人に強要するなどできるハズがないのです。私の中には正当な根拠がない。ムリ。
・・・・とまあこんな風なので、プランA「te」発動案は当然ボツです。
んじゃプランBは?
Bはやっぱり・・・・「ti」でしょうねえ。どこまでいっても私にはコレしか使えないのかもしれない。
「ti」に軸足を置きつつも「te」に近い作用を外界にもたらす方法ってなんかないかと考えて、パッと思いつくのはやっぱナッジです。
ナッジ(Nudge, 本来の意味は「(合図のために)肘で小突く」、「そっと突く」)は、行動経済学、政治理論、そして行動科学の一概念であり[1]、これは集団あるいは個人の行動と意思決定に影響を与える途として、陽性強化 (positive reinforcement)と諷喩(indirect suggestion, 他の事にかこつけてそれとなく遠回しにさとすこと)を提案する。ナッジングは、教育、立法、あるいは施行のようなコンプライアンスを達成する他の方法とは対照をなす。
実はだらしなp計画の過程において、「これってナッジ的な何かでは!?」みたいな経験がいくつかあったんですよ。昨日記事にした洗濯物の件もそうだし、あと食洗器の件なんかもそう。↓
先日のことです。
1日の最後にまわした食洗器最終便が終了。ホッカホカの湯気につつまれる「大量のジップロック容器たち」のすがたに、私は軽く眩暈を覚えました。
洗った後の食器を拭く作業は、私の嫌うめんどくさい家事の中のひとつなのですが、とりわけこの「保存容器を拭く」とゆーヤツが、私、物ッッ凄く嫌いなのです!! 凹凸がありすぎてキチンと拭けないし、拭いたところで結局シャキっとは乾かんし、乾いてないヤツを食器棚にしまうのもなんか気持ちが悪いしで、も~~~~とにかく、こやつらの始末が超絶にめんどくさいッッ!!
しかもこの日は特別に数が多くてウンザリげっそり。私は拭くのを諦めて布巾をひろげ、ヤツらをざーっと並べて寝ることにした。そしたら翌朝。あんなにびっしょびしょだったヤツらが、カラッときれーに乾いておったのです!!(←当たり前ですよネ、ごめんなさい(^^ゞ)
んで、感動とともにこう思いました。
次も拭かずにすませたい、と。
さっそく翌日から、拭き工程をサボる方針へシフトチェンジ。
めんどくせー保存容器には日中一切手をつけず、シンクの端に積み上げておき、夜、食洗器にかけてから布巾の上に放置する!とゆー方式を試してみることにした。そしたらまあ、これがビックリするくらい楽チンだったのですっっ(感動)!!
やり始めてから気がついたんですけど、実は、保存容器以外にも洗う・乾かすのがめんどくさいモノって結構ある。やたら小さいモノとか、複雑な作りのものとか(クッキーの抜き型、ぶんぶんチョッパー、ブレンダーのパーツetc)、こういうのも皆、関わるのが等しくめんどくさい存在です。日中使う頻度が高いモノとかは駄目ですが、夜までほっといてもよさげなものは全部夜に回してまとめて最終便にかけることにしました。んで、拭かずに乾かす!ってやってたらモーレツに手間が省け始めた。
ああ、なんて楽なの、感ッッ動・・・・(嬉)!!
こんなふうにしてるうちに、だんだんとシンクの中にたまってゆく汚れ物を見る目が変わってゆきました。何かがシンクにポイされる度、「こやつをこのまま置いとくかどーか」という損得を勘定するようになってしまったのです。するとどーなるか。「置いといても得にならないやつ」や「そもそも食洗器にかけられない素材のもの」はとっとと洗って片づけるようになった。夜までとっておいてもお得がないからです。
「何をすることがお得か(損か)」がハッキリ分かるようになると、人間は「お得を求めて動く」ようになるらしい。んで、お得を求めて行動すればするほど、相対的に損が削られてゆくのは必定。結果、「洗い物作業全体」がスムーズに回転するようになったのですっっ。
(*‘∀‘)(*‘∀‘)(*‘∀‘)!!!
カオスな無法地帯であった「シンクの中」に道がついた瞬間を目撃。我が家のカオス混沌底なし沼魔窟なシンクにルールが持ち込まれたのでっすッ!!
今回のこれは無自覚・棚ぼた的にお得がふってきたパターンなのですが、おそらく自覚的・からくり的に棚ぼた発動を狙うのがナッジです。わかって仕掛けるパターン。せこいやりくち。
しかしねえ、ナッジって「ti」との相性けして悪くないと思うんですよ。自分自身にも、外界に対しても大いに使ってゆけるハズです。
例えば冷蔵庫。
これも我が家のカオスな無法地帯のひとつなのですがーーー
きっちり!完璧に!みたいな高精度を狙わなければ、ある程度までなら「家族の動線誘導」が可能なのでは?と思うのです。
例えば、たまごのパックや牛乳の買い置きなど「いつも必ず冷蔵庫の中にあるもの」の置き場所を決めておき、家族へのゆるい周知と私のルール厳守&整とんによって、庫内の一部に少しだけルール&同調圧力を持ち込んでみる。
4段ある棚のうち上2段に動きづらいモノを集中させて、シンデレラゾーンの下2段を空けておくようにすれば、おそらく家族はそこを集中的に使うハズ(ラクだから)。
私の好みでいくと、外界の秩序はギッチギチでないほうが心地よい。みんなで使う棚に細かいルールは不要。あんまり厳しいのは肩が凝る。
自由な余白をたっぷり残しながらも、無秩序ではない空間を作っていく。
こういうのがやりたい。できれば。