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①ポッドキャスト『ビッグファイブ心理学雑談 #38』愛知学院大学心理学部心理学科准教授 谷伊織 &Qaijff森彩乃(2023・Amazon Audible)

性格と価値観は、学術的には全然別モノの概念として定義されている。

性格 

広い意味での行動に見られるある一定の傾向やパターン。行動パターン。行動傾向。よく話す。よく遅刻する。いっつも新しいモノを買うとか。こういうのは行動パターン。
あまり変わるものではなく、遺伝等の生物学的な基盤というものがある。

価値観

個人が何に価値を見出して重要視するのか。何が大事か。
ある程度成長してから形成される。後天的に形成。

※ ただし「こういう性格の人はこういう価値観を持ちやすい」みたいなのはある。

集団レベルでも「価値観」が存在する。学校、学部、国、職場とか。
よく似た価値観が共有されてゆく。
価値観の集合体=文化・カルチャー
価値を共有するメリット → 物事がスムーズに進む。協力行動がしやすい。性格は全然違ってても「価値観」が一緒なら同じ方向を向いて行動をともにできる。

なるほどなー。

ホランドの6類型。あれを教えていただいた時に、夫の価値はこの中だと絶対にRealistic(現実的興味)だなと思った。で、あの時、私はこの価値に憧れと尊敬を抱いてることにも気がついたんだよね(自分に足りてないモノだから)。
うちの夫婦がうまくいってるのは、私の重視する価値2つのうち、2番目のRealisticを夫と共有できるからなのだろうたぶん。
とはいえ私たち、すべての価値観がぴったり一致してるわけじゃない。私の1番目の価値はInvestigative(研究的興味)だけど、この価値を夫共有するのは難しい。夫は私なんかより全っ然頭のいい人なのですが、抽象概念とか本の世界とかってモノにはそんな興味がないタイプの人なのだ。なのでここには夫を巻き込まず、自分ひとりの楽しみとしているーーーあ、そうか! こっちの価値は夫にとってあまり害がないんだ!興味も害もない価値! 相手が自分の大嫌いな価値を至高の価値としてたりしたら、それこそモメ事のもと。お互いに「共通する価値」か「許容できる価値」であれば、ケンカになりにくいのかもっ。

あと、ちょっと気になるのが誠実性の値。
遺伝的には私が70パーで夫が34パー。この結果だけ聞くと私がjで夫がpって印象なんだけど、mbti診断ではこれがひっくり返って、私:entp / 夫:estj、となっている。(ビッグファイブの誠実性をmbtiのj・pに当てはめて考えていいかどうかはわかりませんが!)
更に面白いのが、この誠実性の内訳!
互いに誠実・非誠実の担当分野がバッティングしているのだ

【社会的なルールや秩序の順守】
私:誰も見てなくたってズルはしねえ! 順守するタイプ。j。
夫:自分と家族さえよければ秩序もルールも知ったことかい!的なトコロあり。p。

【計画・継続・コツコツ】
私:全部ダメ。p。
夫:全部得意。j。

こういう場合はどうなるの? どうやってj・pを決めるのだろーか。

ーーーやっぱり継続性が優位なのかなあ。
だってルールを守るのにコツコツ要素とかいらんもんね別に。コツコツできんヤツにだってルールは守れる。
難易度:コツコツ>ルール? jとはコツコツの別名なのかっ!?
誰か詳しい人がいたら聞いてみたい。


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