人は見た目が3割
人が見た目が9割という本のタイトルを見たことがある。そうだろうか。
男性サラリーマンの見た目は、清潔な頭髪と爪、3万円ぐらいの体にあったスーツ、形状記憶ワイシャツ、ABCマートで買った革靴、これでだいたい85点である。高級ブランドのスーツや靴、何十万円もする時計などは全くいらない。外見は清潔で整っていればそれでOK。あとはその人の行動力を決めるエンジンの性能になってくると思う。
よく若手にボートの例えで話をするのだが、水辺に浮かんだボート。どんなエンジンを積んでいるかで、どこに進むか、どこまで行けるかが決まってくる。
いかに素敵でカッコイイ外装の船であっても、エンジンが小さければどこにも行けない。逆に、小さくてボロい船だとしても、エンジンさえ強ければどこへでも行けるし大きなものを動かせる。
そのサラリーマンのエンジン性能を決める2つのポイントが「厚かましさ」と「礼節」のバランスだと思っている。
「厚かましさ」はトルクに当たる。どんな場所でもどんな人でもぐいぐいアプローチできる力強さ。サラリーマンに最も大切な要素。
「礼節」はギアに当たる。場面によって自らの推進力を制御する。礼節をわきまえないサラリーマンは実績は上がるかもしれないが、お客さまに愛されない。
よって、『見た目3割、エンジン7割』
と、思ってます。