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フィクションは安心

「ニュースのおかげで、私は世界をもっとよく理解できるようになっただろうか?よい決断ができるようになっただろうか?」答えはどちらもノーだった。
ロルフ・ドベリ著 News Dietより

ニュースダイエットを始めて約1年半が経過した。新聞やテレビをほとんど見ない生活が継続している。友人の大学教授もテレビも新聞も見ないと言っていた。因みに情報ソースは何かと尋ねたところ、ほとんどがTwitterだそう。

この世の中に真に正確な情報は存在しない。伝え手や作り手の作為が、情報の中に必ず内包されている。特にマスコミ情報にその傾向が強い。

一緒に暮らしてる家族ですら何を考えてるのかわからないのに、地球の裏側の情報を正確に理解するのは不可能に近い。

その点フィクションは安心。そもそも空想や嘘で作られているコンテンツなのだから、ストレートに受けとめて問題ない。火星に人類が降り立ったり、身長20メートルのロボットが合体変形したり、体内に溜まったエネルギーを手から放出して物を壊したり。子供っぽいかもしれないが健全である。また、音楽や絵画・彫刻などの芸術作品もある意味フィクション。作者の作為を楽しむもの。

良質で適切で必要十分な情報と、自分好みのフィクションに基づくコンテンツを身の回りに配置して、豊かで楽しい生活をデザインしていきたい。

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