『百里を行く者は九十を半ばとす』
百里の旅をする者は、九十里まで来た時点で、旅程の半分に達したぐらいのつもりでいることが大事だということ。
戦国策より。
日本でも、『徒然草』に木登り名人の話がある。木に登 った人が降り始めて下のほうまで来たとき、はじめて「気をつけろ」と声をかけたのだという。
ビジネスでも、人生でも、同じことがいえる。大事業を行なおうとする者は、最後のツメをおろそかにしてはならない。「終わりよければすべてよし」である。
自分は来年53歳。銀行員生活の区切りである55歳まであと2年と少し。現在を「旅の半分」と思って、残り数年の銀行員生活を濃厚で濃密なものにしていきたい。