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黒澤組全組員設定【保存版】
黒澤組という架空の暴力団作ってからかれこれ25年くらい経ってるので、備忘録として書き残しておきます。えっ25年!?
せっかくだからということで、今回全員の設定を作りました。これでモブ組員はいないということになります。名前だけはだいぶ前から全員決めてたんですが。
幹部はともかくヒラ組員の細かい設定はすぐ忘れてしまうので、作者のメモでもあります。なんか思いついたら更新するかも。
すでに設定盛り盛りなレギュラー組員は端折ります。
組長 黒澤仁(くろさわ・じん)
目:漆黒
門倉会会長門倉鶚の3人目の舎弟
1人目と2人目の舎弟が死んでしまったので自動的に舎弟頭になった……んだけどめんどくさがって嫌がって月島徹生にその地位を譲っている。
月島のほうが実績あるので会長も了承したもよう。
昼行灯という言葉が服着て歩いてるような男。しかし桐生灰人を震え上がらせるくらいヤベー人間だということを、組員全員心得ている。
左手の小指が根本からないので、過去によっぽどのことをやらかしたらしいが、何があったか子分は誰も知らない。
不動産投資が得意で、けっこう儲かっているらしい。
若頭 日下部志郎(くさかべ・しろう)
目:灰色 鋼色に近い
桐生灰人の義兄(七分三)
市松祠門と義兄弟(五分)
Vシネから出てきたのかな? と思うくらいの任侠。漢。
黒澤仁に気に入られ、門倉会本家からすでに公認されているも同然の後継者候補。毎日のように連れまわされて、極道と投資のイロハを叩き込まれている。普通若頭が事務所にいて若い衆見てるはずなんですが?
刺青を入れておらず、煙草も吸わない。妻子持ち。
なんで祠門と気が合うのかは本人にもわかっていない。
本部長 桐生灰人(きりゅう・かいと)
目:灰色 日下部より薄い たまーに青く見える
日下部志郎の義弟(七分三)
今さら設定書きとめるまでもない本編最強のヤクザ。
「本部しかないのに本部長っておかしくね?」本人もそう思って組長にツッコんでるが「そのうち支部作るから気にすんな」と返されてもう10年以上経ってる。
まあ実際は「若頭はシロウに決まりだけどコイツも幹部にしてやらないとアレだよな、でも若頭補佐って感じじゃないし、なんかテキトーに肩書つけたろ」の結果ですね。本人もなんとなく察してる。
プロテインと総菜パンをあげると無邪気に喜んでかわいいのでおすすめ。
比嘉笙矢(ひが・しょうや)
桐生灰人の義弟(七分三)
深谷靖と義兄弟(五分)
カミノクビキ
目:鳶色 青白く光ったり赤く光ったりする
今さら設定書きとめるまでもない主人公。まほうが使えるヤクザ。
本当の名前(?)は比良伽笙矢。沖縄の人ではない。
超めんどくさがりでだいたい寝てるのに、他の組員のことは意外とちゃんと把握しているようだ。
怒鳴ったり殴ったりしないので若い衆からは慕われている。なめられてるとも言える。
寝てないときは掃除したり神棚をなんやかんやしている。
ある事件以降、急に人が変わったような行動を取るようになった。
いや実際中のひとが変わっちゃってるんだよ。
(中のひと)
名前を言ってはいけないあの人。あのお方。
代々のクビキが見聞きしてきたものは全部認知しているので、家電もスマホもPCも使えるしスマブラもAPEXも丁重に誘えばマルチプレイしてくださる。
好奇心旺盛で現代の倭国を見て回るのがお好き。
虫けらがなんか鳴いてるな? くらいにしか思ってないので案外人間の言動には寛大。
ただし気分で禍を起こします。
梶辰章(かじ・たつあき)
目:黒と青のオッドアイ
前橋尚樹と義兄弟(五分)
リーゼントにスカジャンの若い衆。
頭の回転が早く口達者。……というかよけいなことやド正論をヤクザや半グレ相手にも臆することなくブチかますのでただのトラブルメーカーである。
威勢がいいわりに運動神経が死んでるせいでケンカ最弱。
武闘派トリオ、特に工藤とはそりが合わず、よくワンパンされたり一秒間に3発殴られたりしている。
笙矢のこともバカにしていたが、本編でその能力に助けられてからは一転尊敬するようになった。
クルマが大好きで、たまに愛車のダッジ・バイパーで走り屋みたいなことをしている。
妹と一緒に毒親のもとから逃げ出して、ふたりで暮らしている。
市松祠門の子分の前橋尚樹とは幼馴染。
工藤明日馬(くどう・あすま)
目:緑
たぶん将来的に比嘉笙矢の弟分(七分三かな?)
エビワラー。武闘派トリオ筆頭。
仕事がないときはトリオで漫画読んでるか麻雀打ってるかジム行ってるか。とにかくトリオで行動することが多いが、こいつだけはたまに気分で単独行動する。
クールなように見えるが中二病なだけである。
組では本部長の次に戦闘力が高い。梶をよくワンパンしたり一秒間に3発殴ったりしている。
アマチュアボクサー時代の食生活をストイックに続けていて、飲みに誘われても酒や揚げ物の量は控えめ。竹原からは鶏むね肉しか食わないと思われている。
比嘉笙矢に対する信頼のアツさが異常。
渡部弦(わたべ・ゆづる)
目:黒と金のオッドアイ
竹原摩亜駆と義兄弟(五分)
カポエラー。武闘派トリオのひとり。
なんかストリート系オシャレなのとタトゥーいっぱいなせいでどうみても半グレだが全グレなんだな。
左目はケンカで酒瓶で殴られて大ケガしてこの色になった。ほとんど見えていない。
とにかくキレやすくて外ですぐケンカするので若頭と本部長は手を焼いている。顔も体も傷だらけ。
見捨てられるのが嫌なので、誰のことも絶対に見捨てない。
人間不信だった時期が長く、自分ひとりでなんでもやってきたので、自炊できたり定期的に掃除できたりボタン付けできたりする。この顔で。
竹原摩亜駆(たけはら・マーク)
渡部弦と義兄弟(五分)
目:青
サワムラー。武闘派トリオのひとり。
日米クォーター、金髪碧眼のヒャッハー系クズ。イケメンで背も高くスタイル抜群だがバカでクズでファッションセンスが終わってる。
まあまあな虐待を受けて育ち、まあまあ重い過去を持つが、本人はこれがフツーだと思っていたし、工藤や渡部と過ごす「今」が楽しいのであまり気にしていないようだ。
怪奇現象が超苦手。本編でキャーキャー叫んでるのはだいたいこいつ。
「じゃあの」と言われたらキレるしマークと呼ばれてもキレる。
自宅がゴミ屋敷一歩手前なので、渡部の家に半分居候している。家でなんも家事手伝わないダメ夫とかヒモみてーなゴミ。かと思ったら急に食器とか風呂とか洗い出して渡部を驚かせている。
椎葉透流(しいば・とおる)
目:ヘイゼル
実質的に若頭補佐。
組長や若頭の許可を得て、二件の風俗店を経営している。
元ホストのイケメンインテリヤクザ。ブランドスーツを着こなし、ぜんぜんヤクザには見えず現役ホストにしか見えない。刺青も入れていないし煙草もあまり吸わない。ケンカではまったく役に立たない。
基本的に金儲けのことにしか興味がないヤツで、脳筋のことを見下しているが、幹部や笙矢のことは尊敬しているもよう。
梶同様、ド正論かましたり論破したりとレスバが強く、他の組員からは若干ウザがられている。
とある事件以降工藤とは距離が縮まったようだ。
御田村人美(みたむら・ひとみ)
目:赤茶 キレると赤が強くなる
本部長をひとまわり小さくしたような体格なのでプチ本部長と陰で言われている。髪が薄くなってきたのでスキンヘッドにしたいさぎよい漢。
しっかり者で真面目。本部長に留守を任されることもある。
解散した組から黒澤が引き取ったひとり。田中の本性を知りつつも、苦楽を共にしてきた仲間として大切に思っている。
奥さん的なのいる。
父親の家系のルーツが「鬼が住んでいた」とされる村で、よーく見ると額になんかポコッとふたつ出てない? な感じ。笙矢の見立てでは本当に鬼の血を引いてる。とはいえもう薄すぎて目の色くらいしか特別なことはない。腕力も本部長に劣るし。
飲み屋ではヒトミちゃんと呼ばれている。
田中秀行(たなか・ひでゆき)
目:まっくろ 深淵
すごく影が薄いがほぼ毎日事務所にいる。みんなが見てないところで黙々と事務処理や雑務をこなしている。
御田村と同じ組から引き取られてきたので、彼とはけっこう仲が良く、ヒデと呼ばれている。田中が心を開いているのは彼だけかもしれない。
ヤクザには見えない、眼鏡をかけたさえない男。
無表情で無口で影が薄いが、じつは現在の黒澤組で最もヤベーやつである。
黒澤組がおとなしい組なので出番が少ないだけの、「汚れ仕事」担当。
生き物を殺すことに快感を覚えるガチめのアレで、命じられれば誰でも殺すし、解体して完全に消すこともできる。
こういうのがひとりくらいはいてもいいだろという判断で組に置かれている。本性を知る者は少ない。
吉田慧太(よしだ・けいた)&斎藤瑛翔(さいとう・えいと)
目:ふたりとも明るい琥珀色
渡部と竹原以上にセットで行動。よく抱き合って震えている。
ふたりして同じエロ本を読んだり、そもそもふたりで暮らしていたりととても親密なご様子。
時代も変わったしバイオレンス邦画にはゲイのヤクザ意外といるし、本当にカップルにしちゃってもいいかもね。
ただ本編で本部長が「テメェらオカマか?」って罵ってた気がする。
堤一貴(つつみ・かずたか)
目:柳色
個人経営の評判の居酒屋に勤務していたが、クソ客とトラブって殴りまくって再起不能にして前科ついて道を踏み外した。
料理の腕は確かで、事務所で自然と炊事を担当してることが多い。だいたい17時ごろになると本部長や安岡のためにメシ炊いてる。たまに渡部が手伝いに駆り出されている。
妻子持ち。親との関係も完全には切れていない。
じつはひそかに、足を洗って店を開いてやり直したいと思っている。
本部長は野生のカンによりその想いに気づき、いずれはなんとかしてやりたいと思っているようだ。
安岡虎鉄(やすおか・こてつ)
目:糸目
動けるデブ。相撲部やラグビー部を転々としてきた問題児で、子供の頃から仇名が「ハート様」。
やけにいっつも楽しそうなので微笑みデブでもある。
その迫力のわりに怖がりで、なんかあったら笙矢に抱きついて暑がられている。
堤が作るちゃんこ鍋が大好きで腹が減ってはねだっている。
本人はほとんど何も作れないが、誰かが何か作ってくれるならといつも率先して買い出しに行くちょっといいやつ。ただごはんができるのを待っているだけではないのだ。
めちゃくちゃ強いというわけではないが一応武闘派には入るので、人数がいるときには武闘派トリオに連れ出されている。
八重樫賢市(やえがし・けんいち)
目:青紫
非常に老けた印象の古参組員。笙矢の次に黒澤の子分になった。
無口で(ヤクザにしては)おとなしいがファッションセンスが昭和の広島のヤクザなので見た目が非常に怖い。
組員というより組長の運転手といった立ち位置かもしれない。事務所にはあんまりいない。
ほんのり霊感があり、初期から笙矢の能力に理解があった様子。珍しく事務所にいるときは、笙矢と話していることが多い。
奥さん的なのいる。
幼少時から不思議な目の色を突っ込まれることに辟易して、なんか怖い感じのサングラスを常にかけるようになってしまった。
わかりやすく言えば園長先生です。
落合涼(おちあい・りょう)
目:隻眼
幼い頃に病気で右目を摘出。今は眼帯したり特注の中二な義眼を入れたりして遊んでいる。
椎葉の店の女の子と気が合って、囲っているような同棲しているようなそんな感じ。ちょっとメンヘラな子なので苦労することもあるが、だがそこがいい! らしい。そういうところも含めて変わり者だと思われている。たぶん実際変わってる。
ヤク退旧版ではこの子が自宅で自殺してしまい、職業柄警察に殺害を疑われることを恐れて、遺体を山に遺棄してしまった。女の子の霊にがっつりとり憑かれていたため笙矢に秒でバレ、自首して逮捕される。
新版でも同じ運命を辿ることにしていいと思う。
助川狐太郎(すけがわ・こたろう)
目:金色に近い 瞳孔がなんとなく縦型に見える
「スケベの助川」と揶揄されるほどの女好き。さほど顔は良くなくてむしろ見るからに軽薄なのに、不思議とふらふら女が寄ってくる。
その特性を生かして新宿で女衒みたいなことをやっていた。黒澤組に入ってからは、椎葉の店に女の子を斡旋している。
「狐の嫁入り」の伝承がある地方出身。笙矢の見立てによれば本当に化け狐の血を引いており、MPもある。女が引き付けられるのは、その妖力のしわざなのかも。修行すれば笙矢同様まほうが使える素質はあるが、本人は女遊びのほうが楽しいのでやる気はないもよう。
妖怪の血を引いてるためか、そもそも笙矢が本能的に怖くてちょっと避け気味。
(???)
組員って18人だっけ?
19人じゃなかった?
いま、なんか通った。
(赤星龍二)
アカボシ・リュウジ
ヤク中の若い衆。
クスリがらみで黒澤仁の友人を殺した。
黒澤の命令で桐生と日下部が殺害して死体を遺棄。
笙矢は現場にいなかったが、何があったかは霊視でみている。
赤星は幽霊よりも曖昧な存在となって、今もこの組にとり憑いている。
除霊しようとした笙矢を、黒澤が止めた。