泌尿器科医の憂鬱。
やぁ、いらっしゃい。今日もお疲れ様だね。
暑さに強い、それはまぢ。
逆に寒さに弱い、これもまぢ。
冬はエアコンなしだと、まず指が動かん。
これが一番つらいところだよね。
泌尿器科医。
医師っていろんなカテゴリ分けがある。
「お医者さん」っていうだけだと、
幅が広すぎて時々困ることあるよね。
今回は泌尿器科のお話になるんだけど、
これがまた少しマニアックな方のジャンル。
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全国で泌尿器科医として医療機関に従事している
先生方で大体2,000弱だそう。
内科や歯医者に比べると部位も限定される。
季節による変動もそこまで大きくない。
居ないと困ることは多いけど、
普段からお世話になることも多いわけじゃない。
今回はそんな泌尿器科医のお話だよ。
開業医。
K氏はとある街で開業医として、
クリニック運営を行っている。
メインは泌尿器科。
サブ的な位置に、内科・小児科も併用。
約20年近くの運営期間ということで、
街のお医者さんポジションで日々営業。
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どちらかというと、都会側ではなくやや郊外側。
主要駅の近くに構えているのでまだ人はいるが、
少し離れると急に建物が減るような環境。
長くやってればいいってもんじゃない。
という感じの口ぶりで、
色々お悩みもあるご様子。
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毎日オープンすれば、ドバっと患者さんがあふれる。
徐々に処理していくことで気付けばお昼前。
常連さんもいれば、一見さんも沢山。
ずっと営業していても毎日新しい人は来る。
そこに苦労も抱き合わせで発生。
そんな寸法さ。
収支等々。
一般的な統計だけど、開業医の年間売上は概ね6~7,000万くらい。
そう聞いている。
これは地域やジャンルに寄って大きく変わるけどね。
どうあれ、毎日同じような患者さんを見ていく
保険診療型のお医者さんの場合は医師1人に対して、
月販5~600万円の売上が想定されるそう。
もちろん患者さんが来ないことにはお話にならない。
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医者だって商売さ。
来てくれるんならWEBだって駅構内看板だって使う。
そんな営業も様々来ている中で、
知り合い経由から紹介がくる。
まぁ、よくあるパターンの依頼なんだけど、
ネット絡み。特に集客関連で頭を抱える医師は多い。
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特に厄介なのが「口コミ」だね。
Google Mapsなんかよく見かけるじゃん。
五段階評価、コメントもあり。
お医者さんってここが結構ウィークポイント。
まぁ、想像はつくよね。
口コミバトル。
まぢでウケるけど、笑えない話。
時々、口コミで暴言吐く人いるの。
ソレに対して先生がマジギレで対応。
超冷静を装ってるけど、明らかにキレてる。
この悪い口コミ、経験則だけど医療関係は多い。
まぁ、考えればわかるよね。
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まず毎日朝イチは常連患者で溢れかえってる。
クリニックなんて行こうって人は決まってる。
「困ってるから」だよね。
この常連さんが壁になって自分の番が、
オープニングから30人待ちみたいな。
またその人数から、問診もスピードが求められる。
初診の人からすれば悪いポイントを知りたい。
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医師の断定表現程リスクはない。
そうなるとふわっと、可能性が高いものを
数点箇条で伝える。もちろんすぐには治らない。
私がいうのもあれだけど、
医療って魔法じゃないじゃん?
でも、苦しい人からすれば、
「せっかく来て、超待ったのに・・・」
って意識も生まれていく。
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その矛先は「口コミ」に向かうことしばしば。
「負の感情」で人って行動するからね。
・待たされた
・解決しない
・お金がかかる
・先生が気に入らない
等々。
毎日何十人とやり合っていく中、
先生だって、昼あたりに機嫌悪くなることも
普通にあったりする訳。
後半の方が患者さんもイライラしてるしなぁ。
因果なご商売だよ。
伝えたいこと。
この手の集客媒体って、間違った運用も多い。
業者からすれば、お客さんを呼び込む。
その一点で考えがちだし、間違ってはない。
ただ、K氏からすればその限りではない訳。
より優良な患者さんに来てもらいたい。
K氏のクリニックはよくある小さなテナント型。
推しのひとつに前立腺がん検査。
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大きな病院でやると思われがちな検査。
2~3週間等、結果がかかるケースが多いんだね。
簡易な検査方法もあって、予約さえいれておけば
一日で結果がわかるサービスもあるそう。
その後は大きな病院へ紹介状となるけど、
こういう検診を臨む患者さんは意識も高く
継続的に往診してくれる顧客化する。
性病検査等、即効性重視の単発客はなかなか手ごわい。
K氏の涙ぐましい苦労話をこんこんと聞いていく。
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まぁ、とは言えそうそう臨む患者さんが来るもんじゃないけどね。
来てほしくない人向けのコンテンツは控えめに作成。
難しいよね、本当にしたいことはやっぱし泌尿器科領域。
圧倒的母数は内科領域。
この母数の差はさすがに覆せないね。
なまじ地域のお医者さん状態に落ち着いているだけに、
日々の患者さんとの戦いは続いていく。
これから。
中立的に見て、まぁお互い様かなぁ。
って印象もなくはないかな。
確かにいい人なんだけど、
話しているとどうしても腹に据えかねてる。
お医者さんだって人間だからね。
嫌なことされたら怒るし、
フラストレーションも溜まるよね。
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尿管結石のお客さんもよく問い合わせが
あるらしく絶句の痛みだそう。
こういった話を裏で聞けるのは楽しいね。
ただ、裏すぎてドロドロしちゃってるよ。笑
イライラせず、にこにこ出来るように努めたいなぁ。
なんて思うお客さんだったお話。
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