
ビー・ユアセルフ。
やぁ、いらっしゃい。今日もよく来たね。
いやぁ、土曜日だね。
まだ日曜日が残っている!
と思いつつも、やっぱし土曜の晩は儚い。
この気持ちを忘れず、今を大切に生きたい。
始めてのラリー。
K氏はXを通じて知り合った女性。
日こそ浅いが、毎日のように挨拶を交わした。
そこまで深い交流ではない。
とは言え、数日間。
毎日、同じような時間に
同じような他愛もない話。
「お疲れ様!」
『お疲れ様!』
厳密にはもう少し肉付けはある。
まぁでも、生存確認のような軽い交流。
--------------------
「お疲れ様!」
『お疲れ様!』
「今日こんな事があって」
『まぢ?こっちはこんな事が』
徐々に、単発壁打ちのような
1ターン制のやり取りがラリーに変わる。
SNSは顔が見えず、文字だけの世界。
そして極めて多くの人が行き交う。
そんな中でラリーになる。
これ自体、多くとやり取りする中で貴重な体験。
K氏のことも表面的にではあるが、
徐々に知るようになる。
興味を持つ。
ある時、一つの通知が来る。
「イエローラベルが購入されました!」
ん?
と、一瞬見てみるとK氏。
おや、そんなに見てくれてたんだね。
私はふとやり取りしていく中で、
自分に興味を持ってくれるという体験をした。
--------------------
noteだけでなく、Xでも繋がっていると便利。
その日のいつものご挨拶で話題が出る。
どうやら記事を読んでいる内に
私の思考に興味を持ってくれたそう。
いやぁ、これは感動したよ。
--------------------
普段の記事と、有料記事だとテイストは違う。
俯瞰の目で展開するものと、
現実的な目線でシビアに見るもの。
書き手は同じだけど、
明らかに読み手への距離を詰めて書く。
--------------------
細かく聞くような事はしない。
K氏から距離を詰めてくれたことで話は弾む。
徐々にK氏の環境や葛藤に
触れる事が出来るようになる。
数千もいる中で、こうやってやり取りをする。
ある種の奇跡だけど、文字はその奇跡を実現する。
来歴とジレンマ。
過去の経歴。
大学院卒で生化学系、農学修士取得。
新卒で食品会社に勤務し長年、品質管理に所属。
一側面を見ていると立派なキャリア。
元々、文章を書く事を目指していた訳じゃない。
むしろ子供の頃は国語が苦手。
本を好んでよく読むことはなかった。
幼少期から科学が好きで、
図鑑を読むことの方が多かったそう。
--------------------
「文章を描くのが苦手」
そう思わせる最大の理由。
それは実の妹さんの存在。
幼少期にして最大のライバルとなる。
いや、ライバルと言うよりは大きな壁?
どうやら極めて高い能力者。
「小説やシナリオ、なんだったら
お笑いのネタまで書いてしまうような人」
と、K氏は言う。
--------------------
妹さんは直感派という訳ではなく、
幼い頃からよく本を読み、よく書いてきたのだろう。
身近にそんな存在がいたもので、
常に付きまとう劣等感。
10段階。
10にいられちゃ、8や9でも立つ瀬がないよ。
前述した、K氏の愛読書は図鑑だった。
文章より絵を描く方が好きで、今も継続している。
理系ライター。
大学院卒ということで、
論文や学説、学会発表などの経験もある。
偏った世界。
「文章を書く」とものとは異質と考える。
表現はしづらい。
これは私の勝手な推測なんだけど「ライティング」
って言葉がある。
文章を書くという意味合いで言えば同じ。
ただ技術であり見せ方という意味合いも持つ。
血の通った人を相手に、
昂らせ、心踊らせる事が出来る。
かい摘んだ想像の域を出ないが、
私はそう連想する。
--------------------
K氏は学生時代には予備校でアルバイト経験がある。
頻繁に記事を書き、授業前には
生徒に向かってちょっとした小話。
社会に出てからは、社内勉強会でプレゼン。
協会団体向けの発表などの機会にも直面。
奇しくも、文章と向き合う事が多くなる。
不慣れという先入観を持ちながらも、
徐々に経験は積み上がっていく。
いつしか、
「言うほど苦手じゃないのかも」
徐々にK氏に前向きな気持ちが生まれていた。
メンタル崩壊。
現在、K氏は二児の母。
ワーママとして、バリバリ仕事もこなす。
仕事も徐々に任される側となり、子供もすくすく成長。
順風満帆な生活。
とはなかなかいかないもの。
子供の不登校、累計3度に及ぶ。
表面化されつつある事案ではあるが、
保護者側の負担は決して軽いものではない。
子供のサポート、ワンオペ家事、仕事の問題、体調不良。
様々な壁が次々に重ね重ね襲ってくる。
--------------------
K氏は強い心の持ち主だと思う。
自分は大丈夫・・・
自分が元気でないと・・・
自分が倒れたら・・・
どれほど自分に負荷を与え続けていたんだろう。
どれほど心の中で叫んでいたんだろう。
前向きだった文章への気持ちどころか、
全てをへし折られるかのような経験。
きっとこの状況は氷山の一角。
陰ながら苦しんでいる人だってきっと多い。
メンタル崩壊まで長い時間はかからなかった。
これから。
紆余曲折を経て、K氏は自己再構築。
新たに道を歩みだす。
詳細は避けるが、現在K氏は理系(生化・栄養・食等)
のライターとして仕事をしている。
そしてnoteのスタート。
不登校児の親(特に働く母)の心に届ける。
不登校との対面、メンタル崩壊、
不登校訪問支援カウンセラー有資格。
実体験をもとに現在も悩む人達に寄り添う。
現場はきっと生半可な状況じゃない。
--------------------
理屈を超えた世界。
実体験を持ってしても、きっと新しいことだらけ。
それでも、歩んできた。
まだまだ不安定、それでも救う側に立つ。
心を塞いだ相手に寄り添っていく。
徐々に会話も続くようになる。
「お疲れ様!」
『お疲れ様!』
「今日こんな事があって」
『まぢ?こっちはこんな事が』
徐々に、単発壁打ちのような
1ターン制のやり取りがラリーに変わる。
--------------------
数千もの中から、私に大きな影響を
与えてくれた一人。
進む道はまだまだ長く、
苦難はきっと出てくることだろう。
そんなK氏は私の大切な友達さ。
いつだって応援しているよ。
救われる人が一人でも多く。
どうか自分らしく世界を広げていきますよう。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ここまで読んでくれてありがとねっ!
私のnoteのサイトマップ。
自己紹介から、各種紹介が下記より一望できます。
ぜひ、ご覧ください。
いいなと思ったら応援しよう!
