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空気が冷たくなってくると、10代の頃の年末年始を思い出す。 厚手のコートを着込み、手袋をして、自転車で片道40分から1時間ほどの場所に行く。 それは大きな本屋だったりテレビゲーム販売店だったりアニメグッズを売る店だったり。 限られたお金で欲しいものを買う。何を買ったのかはあまり思い出せないんだけど、自転車の道中はずっと記憶に残っている。1人で行動していたんだけど、なんだか楽しかったんだ。あの楽しさの根本はなんだろう? 手に入れるまでの楽しさ。 目的を達成するまでの
おはよう読者諸君。今回の研究報告は「ゆに」さんだ。 noteに登場して以降、瞬く間にファンがつき、note公式の注目記事にも選ばれること数回。 なにが彼女の魅力なのだろう。その記事に隠されている、読者をグングンと惹きつける要素はいったい何なのか。 今回の私の使命はそれを解き明かすことにある。尚、ゆにさんは私が主宰する文章クラブ『放課後ライティング倶楽部』に所属し、私を師匠と言ってくれるが、私は特になにも教えていない。彼女が持っていた文章センスだ。それだけは先に断っておく
自分の過去記事を読んでいました。毎日「読んでくれましたよ!」って通知が来ておりまして。数ヶ月、数年前の記事を今でも読んでくださりありがとうございます。 何を書いてたんだろ?と自分で書いているのにタイトルだけでは思い出せないので、読みなおしてみたんです。 かなりね、今と書き方が違うね。 しかも定期的に文体を変えてますねぇ。今の書き方は真面目寄りかな。前のはフザけてるのが多い。 どちらが自分の本来の書き方に近いか、といえば全部自分です。真面目に書いてもフザケけて書いても私
文章クラブをつくる前の話。 そこそこね、文章には自信があったわけですよ。「ヤスさん、本は出さないんですかー?」「いや、ああいうのはタイミングだよね。あはは」なんつって。 内心、めっちゃ焦ってた。「ヤスはモテそうなのに恋人つくらないの?」「タイミングだよねー、あはは」なんて言ってた時みたいに。タイミングってなんですか。 あれ?出版したら、もっとこう、お祭り騒ぎになるんじゃなかったっけ?シャンパンタワーとかしなかったっけ? いやいや、共著だとしてもさ、いっしょに書いた
熱量がある記事。調べたり書いたりするのに、あきらかに時間がかかっている。見ただけでわかる。 そういう記事は評価されやすいです。この人は物知りだなーすごいこと書くな―って思ってもらえます。 でもね、暑苦しいかもしれない。もっとサラ~っと読めるものが時にはむいているかもしれません。読者のみなさんは忙しいですからね。サラっとあっさり読みたい時だってある。フルコース料理ばかりだと胸やけするからね。かといってインスタント食品ばかりなら、それはそれで身体を悪くします。 1記事を完成
小学生のころ。ガンダムのプラモデル(BB戦士)が流行しました。当時はネット通販なんて無い時代で。デパートのおもちゃ売り場か街のおもちゃ屋さんに足を運び購入するしか方法はない。今と比べておもちゃ屋さんは多かったよね。 街の商店街のおもちゃ屋で、プラモデルが売られていると友だちの誰かが情報を仕入れてきたんです。 「買いにいこうぜ!」 友だちに誘われ、おばあちゃんにお小遣いをもらい握りしめて、自転車で友だちと向かいました。 目当てのプラモデルを発見。新作。でも、1つしか
書く人が多いエッセイ。 ひとくちにエッセイといっても中身は多種多様だ。日記に近いものもあれば、ノウハウ系なものもある。笑えたりホロっときたり。旅・グルメレポートも人気だ。 自分はいつもどれを書いているんだろう。他の内容を書けやしないか? 「最近書くことがないなぁ」と悩んでいるのなら、いつも書いているものはどれで、これまで書いてこなかったジャンルに手を伸ばしてみるのもいいかも。 なんとなく書くのと、「このジャンルを書いている」と知っているのでは、書く内容の幅が広がる。
エッセイ的な文章を投稿し始めたのは20代のころ。記事を書いてお金にならなくてもよかった。「私はこういう人物だ!こんなことを考えているんだ!」と、承認欲求で書いていたんだと思う。 おもしろいよ。 そう言ってもらえるのが何よりのご褒美だった。コメントがあればその日1日はしあわせだった。 4年は続けて書いていたかな。 偶然と運と行動のおかげで本を出版できることになった。自分の文章が認められたみたいで嬉しかった。けれど調子にのってしまい、無料で記事を書くなんて、とブログから遠ざ
トンデモ理論を語ります。この文章論を真実だと思わないでください。まぁ、私はいつもそんな話をしてるか。 ◆ 話すのも書くのも伝達手段のひとつにすぎません。目的はどちらも「伝える」こと。 ところがこれを芸術レベルにまで発展させた人たちがいるんです。それが物書きと芸人なんだ。 伝えることが目的のはずなのに、話と文章で、大衆を興奮させ虜にし感情をグワングワンと揺さぶる。本来、伝えたいことを伝えるのに余計な感情は不要のはずなんだ。なのに余計な部分をショーにまで昇華させている。
水曜日の記事は文章クラブ『放課後ライティング倶楽部』メンバーさんが担当です。だいたい2ヶ月くらいで順番がまわってきます。 ◆ 一話 二話 三話 四話 五話 あらすじ 気付けば見たことのない奇妙な世界にいた。 ひょっとこをかぶる人物から渡された『双眼鏡、ざっくり手描きの地図、ノート、えんぴつ』を手に、西の国に向かう。 "辞書"を入手するも同時に現れた誤字スライムと脱字スライムたちの群れ。 なぜだか辞書の使い方を誤ってしまい、凶暴化したキング誤字脱字ス
文章クラブ『放課後ライティング倶楽部』のメンバー特典で添削サービスをやっています。 毎日何人かの人が利用してくれて。ところがまったく依頼のない人もいるんです。理由のひとつに「ボロクソに言われそう」とか「厳しい赤入れをされそう」ってのがあって。怖がられているんですね、私。 誤解のないように言いますと、その人の個性は消しません。私の知識をひけらかすだけの添削はしていないんです。 「どうだ、私の文章はスゲェだろ!」な添削はしませんの。 指導されると構えてしまうと緊張するとお
自分で文章コミュニティを主宰しながら、他の文章コミュニティにも所属しています。(ええんか?) いくつか入っていたのですよ。目的は「敵状視察」です。うちのコミュニティはきちんと価値があるのか知りたかったのです。もし、私の発信が他と比べて劣っていたら、改善の必要がありますからね。 いくつものコミュニティを渡り歩いて、今入っているのは、ことばと広告さんの「書く部」だけです。だけ。他のところはすべて退会しました。(だってぇー、私の発信のがレベルは……←おいおい) でね、昨年から
常識を、うたがえ。 文章論で当たり前に信じられている手法・テクニックが多々あります。 ・タイトルの重要性 ・書き出しの大切さ ・1記事1メッセージ ・語尾のバリエーション ・重複する言葉に注意 言葉どおり鵜呑みにしてると、おもしろくもない記事を生み出すかもしれません。 続きは放課後ライティング倶楽部で。 ……… …… 文章クラブ『放課後ライティング倶楽部』では過去記事1000本以上を含む有料記事すべてが、月額1200円で読み放題です。 noteメンバーシップはこ
「この子は頭がいい。将来有望すぎて今から楽しみ」と家族から期待されて、それを一身に背負ってきた私の友だち。しかし旧帝大の受験に失敗し、すべり止めの大学へ進学。 大学では研究に明け暮れ、卒業後は某有名企業へ就職した。大学は第2志望ですらなかったけど、とんでもないところに就職したので、まわりからは「やっぱり頭がいい。さすがだ」と評判の優等生だった。 ところが、1年もせずに退職。将来安泰と呼ばれる企業から離脱していった。評判に陰りが見え始める。「性格はいい子なのにねぇ」と変な擁