気の短い私が「幹部に任せる」ことに踏み切れた2つのマイルール
こんにちは。黒坂塗装工業所の代表、黒坂です。
本日はnoteの第二弾ということで、タイトルの通り、
テーマは「最近私が思い切って踏み切れたこと」。
まだまだ拙い文章かもしれませんが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
1.「幹部に任せる」ことに至った背景
「社長だから自分で全てを決めなければならない」
そんなことを思っていた日々が長かったように思います。
お恥ずかしながら、職人気質のためか、私は気が長い方ではありません。
そのため社員が相談に来た際には
「これって報告?連絡?相談?」
「何を言いたいの?」
と話を遮ってしまったり、結論を急いでしまうようなタイプでした。
(ここは今も改善中ですが)
結果として、私がいる会議は全て私が決めてしまっているような状況が続いていました。
私としては、「会社を守る」という責任感から行い、
徐々にですが冒頭の自分ですべてを決めなければならないという
考えが醸成されていったように感じます。
ただ、一方でこのままではまずいのでは?と
危機意識が芽生えてきたことがありました。
きっかけは外国人実習生の採用のためにベトナムに行ったとき。
数日私が会社を空けることで社員を不安にさせてしまったのです。
他にも私が59歳という年齢にもなったこともあり、
徐々に「社員中心で回せる仕組み」の重要性を強く感じ始めました。
短期的に見たら結論を急ぎ、私が決めた方が良いかもしれません。
ただ、今後の黒坂塗装工業所の成長を考えたら
「変わらなければ!」と強く思い、強い組織づくりをすることを決心しました。
組織が強くなれば黒坂塗装の理念である、”世界に誇れる ものづくり企業”に
近づくことができる。
そう感じられたことも決心できた大きな理由だったと思います。
組織づくりのために、まずは「幹部一人一人の成長」が重要だと考えました。
そのため、まず幹部陣の成長のために任せることにしました。
任せることの狙いは
自分たちで考え・行動し・改善するサイクルを回すこと。
ただ、言うは易く行うは難し。
これまでの私のやり方を変えることには大きな勇気が必要ですし、
不安もつきません。
だからこそ変化のためには「思い切り」と「マイルール」
が大切だと考えました。
(マイルールについては後述します)
思い切って実施したこと、それは「私が参加しない幹部だけの会議の実施」でした。
対象となる会議は黒坂塗装としても大切にしていた以下2つです。
・塗装の品質を確認する品質会議
・部門の目標の進捗を確認する部門会議
2.「任せる」にあたって決めたマイルールと得られた効用
これまで幹部との会議全てに参加していた私にとっては、
「黒坂塗装は大丈夫だろうか、、、」
「経営が変なことにならないだろうか、、、」
という想いが渦巻いていました。
特に不参加を決めた品質会議は”世界に誇れる ものづくり企業”を理念とし、
高品質を売りにする弊社にとっては生命線。
一度決めたとはいえ任せきれるだろうかと不安を募らせていました。
しかし、踏み切れたのは以下に決めた2つのマイルールがあったからでした。
①幹部だけの会議の後、私に相談するかしないかも幹部が決める
②任せるとは言っても放任せず、幹部の意思決定のために必要な情報は随時提供する
幹部を信じ、マイルールに則ってまずは会議を任せてみたところ想像以上に良い効果が出てきました。
・幹部だけの会議を行った際に、これまであまり話さなかった幹部の発言量が増えた
・幹部陣が「会社として」どうしたらよいのか?と考えるようになった
まだまだ始めて日が浅いものの、期待以上の効用が出てきてびっくりです。
改めて自主性を重んじ、任せることの重要性に気付くことができました。
これからまだまだ上手くいくことも失敗することもあると思います。
それでも幹部を信じて「任せて」いきたいと思っています。
それでは、また次回のnoteで。
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