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誰でも生きていて良いという学び
私は以前は免疫学の研究者をしていました。
博士号の取得後にアメリカに研究留学をしました。
その経験は今思い返しても、色々な意味で得難い経験です。
その中の一つとして、
「どんな人だって生きていて良い!」
ってのをアメリカで学びました。
今回はそんな学びを再確認することばをご紹介します。
どんな人だって生きていて良い!
こんなことを言われたって、当たり前!
と思う人がほとんどだと思います。
でも、私の感覚は違いました。日本を飛び出してアメリカに行くと、今まで見えていなかった日本が少しずつ見えるようになります。
これは海外に暮らした方には分かる感覚かもしれません。
アメリカには、それこそ色々な人種・国籍の人がひしめきあっています。
私の住んでいたメリーランド州フレデリックという中堅都市においてだってそうなんです。
金持ちから貧乏な人まで、非常に分かりやすく見る事ができます。
でも、日本と違う点があるんです。なんだと思いますか?
それは、
「お前みたいなやつは。。。」
「お前はそんなことも出来ないのか。。。」
「お前は何してもだめだな。。。」
のような、
社会が個人の存在ごと否定するような風潮が非常に少ないんです。
日本だと、
「こうゆう人はダメ人間だよね。」
「ああゆう人は本当によくないよね」
って言葉をよく聞きます。
誰かのネガティブな側面に焦点を当てた、物言いです。
見に覚えありますよね。。。。
そう言った考えは、型に嵌っていないと自己否定につながるような気持ちになってしまいます。。。
でも、アメリカでは違いました。
「あいつの良いとこは、あれだ!」
「あいつはいつか、良くなるから大丈夫」
こうした、
誰かのポジティブな側面を捉えて、人を肯定的に考える。
その人をまるっと捉えて、
「まあ、それで良いんじゃない」
って言える、余裕をアメリカでは感じたんです。
まあ、これはあくまで個人的な感想なので、異論はあるかと思いますが、私にはそう感じられました。
いま日本に暮らす私ですが、「こうでなきゃいけない」といった自分をブロックする考えは、あまりありません。
それは本当に幸せなことだと思っています。
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