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今日から新しい会社に移ります。で、今回の転職活動を振り返ってみました。

完全に私の体験に基づくためこの振り返りに一般性があるかどうかは分かりませし、私の経歴は少し特殊だとは思うものの、44歳の私が今回の転職活動で感じたことを振り返りたいと思います。
ちょっと長いですがお付き合いいただけると嬉しいです、

まず、感じたことをぎゅーっと1文に強引にまとめてみると、

自分という人間をいかに色々な人にきちんと知っておいてもらうか

ということに尽きるのかなあと思っています。

実は、
新しい仕事は今日(令和元年(2019年)6月3日)9時半から始まります。
5年前の転職と比較すると今回は違う印象があるため、
転職活動を振り返ってまとめてみることにした次第です。

さて、
転職活動というのは実にエネルギーがいる過程ではあるものの、
その過程の中で普段会わないような方々とお会いすることができるのは
とても刺激的な経験となりました。

当たり前ですが、数多くある会社の中で転職するところは1社です。

私の場合ですが、
結果として友人の誘いから始まり、何度か面接(CEOにも会った!)を経て、とある外資系企業に転職することにしました。

少し前に以下の記事を書いているのですが、
今回の転職は色々と学ぶことが多く、新しい経験を積めました。
また、新しいネットワークも得られたと思っています。

まずは、今回の転職活動の数字を書いてみたいと思います。
我ながらかなりの数のポジションに応募しています。。。。

・応募ポジション数:100件(エージェント経由:94件、直接連絡:6件) 
  *直接連絡は、LinkedIn経由、Twitter経由、友人からのお誘いを含む
・応募会社数:90社(外資:54社、内資:36社)
・書類応募から1次面接への進んだ件数:21件(内直接連絡6件含む)
・最終面接まで進んだ件数:6件(内直接連絡3件含む)

上記を私へのコンタクト別(直接連絡/エージェント経由)に書類選考から
1次面接もしくは最終面接に進んだ割合を見てみると、、、

<直接連絡経由の場合>
・1次面接には100%(6件中6件)が進んだ
・最終面接へは66.7%(6件中4件)が進んだ
ちなみに、直接連絡の6件中2件はオファーを頂き、内1件に転職
残り2件は、最終面接後にこちらから辞退と会社からの辞退
<エージェント経由の次ステップに進む場合>
・1次面接には16%(94件中15件)が進んだ
・最終面接へは3.2%(94件中3件)が進んだ


そして、次に進まなかった理由の比較も実は面白いので載せてみます。

<直接連絡経由の場合のお断り理由>
企業側から断られた3件の各理由について書きます。
・他の候補者の方がよりフィットするため
・新しいポジションが無くなったため
・経歴がポジションにフィットしないため
<エージェント経由の場合のお断り理由>
書類選考から1次面接に進まなかった79件の理由を書きます。
1)経歴がポジションにフィットしないため(48件/60.8%)
2)他応募者の採用が決まったため(16件/20.3%)
3)先方からの連絡が無いためのこちらからの辞退(10件/12.7%)
4)他の候補者の方がよりフィットするため(3件/3.8%)
5)新しいポジションが無くなったため(2件/2.5%)

こうしてみると、直接応募の場合は採用担当者は企業内部の採用詳細を知っているため私の経歴等からフィット感が高いと判断しやすいため、効率良い採用が可能で、一方でエージェント経由の場合だと企業採用担当者の詳細と距離がある可能性が高いため効率が下がるのかなと。
いくらエージェントが私の経歴を見て、応募するポジションにフィットすると判断したとしても、フィットしないとの判断が60%を超えているのですから、結局は情報格差がこの差に出ているような印象です。

そしてこの印象をある程度裏付ける集計結果があります。

1〜3件程度のポジションを紹介してくれたエージェントの場合
合計20件のポジションに応募し、1次面接へ合計6件進んだ(30.0%)

4〜10件程度のポジションを紹介してくれたエージェントの場合
合計26件のポジションに応募し、1次面接へ合計6件進んだ(23.1%)

40件以上のポジションを紹介してくれたエージェントの場合
合計46件のポジションに応募し、1次面接へ合計3件進んだ(7.0%

エージェント経由全体の平均は16%(94件中15件)なので、少なめのポジション紹介してくれるエージェントの方が書類から面接に進む割合が高く、逆に多くの紹介してくれるエージェントの場合は、面接に進む割合が顕著に低い傾向が見えます。

少ない数(厳選?)の紹介をしてくるところは、そもそも小規模な人材紹介会社が多いものの、採用側とのコミュニケーションをしっかりと取っている印象があり、紹介してくれるポジションもそのエージェントだけからしか紹介されないことが多いのも特徴かと思います。

このままだと多く紹介してくるエージェント会社は良くないって印象になると思いますが、実はそうではありません。
転職活動においては自分の適性ということについて自分で考えるわけです、色々なポジションに広く接する経験を通じて自分が次の会社でやっていきたいと思える仕事に気づくことができるという最大のメリットがあり、私もそれを感じているからです。
もう一点、レジュメを添削してくれます。英語も日本語も。それはとても有難かったなぁと思っています。

最後になりますが、応募した企業別での感想です。以下は私が勝手に分類した応募先企業カテゴリ別です。
 製薬企業
 ライフサイエンス関連情報企業 ←今回はここに転職します
 研究・創薬支援企業
 医療機器企業
 その他企業
の順に応募した件数が多かったです。

そして、1次面接に進んだ21社を企業規模別で見てみると、
21社のうち11社が大企業、中小規模が7社、ベンチャーが3社でした。

これは完全に個人的な見解でどちらが良い悪いの話ではないのですが、
私の中で印象的だったことをいくつか書いておきたいと思います。

大企業の面接での傾向として、「我が社に応募した理由は何ですか?」
という問いのが最初の方の質問である場合が多かったです。
一方、大企業以外の場合は、
「我が社の説明から始めます」「我が社が目指す方向性については、」
といった話から始まる場合が多かった。
私の転職回数を気にする内資企業が何社もあった一方で、
逆に転職回数を経験を積んだという視点で外資系は見てくれた。
また、外資の方がスケジュール設定が素早い場合が多い。
直接連絡をしてくれた全ての企業には、今回の転職先を決定したことをお伝えしました。すると全ての企業から返答があって、数年後にまた転職することがあれば連絡して欲しいし、LinkedInは見ているからねと口を揃えて言ってくれたことは、リップサービスだとしても正直嬉しかった。
すごいスピード感を感じたとある直接連絡の外資系大企業のケース
LinkedInで連絡が来た翌日に海外にいるHRの方と電話で少し話し、3日後に日本法人オフィスでの午前中の面接が設定され、行ってみると外国人の日本法人社長との1on1面接となり、色々と意見交換をさせて貰い(言いたいことを言わせてもらった感じ)、面接の日の午後にシンガポールから電話が入り、給料をいくらにしたら来てくれるかと言うので、〇〇万円は欲しいなぁと言ったら、翌々日にその額を上回るオファーレターが来た。
今回最速、連絡からオファーまで6日間。


結局は転職する人と受入れ企業側が腹を割って話して、お互いを好きという両思いになるのはやはり難しく感じました。また、色々と私の個人的な体験を書いたものの、私が感じていることが一般性のあるものではないのですが、最近の転職活動の感じが伝わればいいなと思っています。

つくづくマッチングというのは難しいんだなと思います。
求職者からすると、
転職しようとする期間に望みの職がないことなんでざらにありますし、
逆に採用側からすると、
タイムリーに必要な人材が居ないなんてこともざらだと思います。

だからこそ求職者としては、定期的にLinkedInを更新したり、エージェントを話したり、それこそブログを書いたりTwitterをしてしておくことはやはり大切なんだろうなぁと思いを新たにしました。
もちろん企業側も求職者をその局面だけでなく、長い目でウォッチしておく必要があるのだなぁと思った次第です。

なので冒頭にも書きましたが、
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 自分という人間ををいかに色々な人にきちんと知っておいてもらうか
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ということを念頭に置いておく必要があり、
それは企業も個人も関係なく大切なスタンスなんだと思います。


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