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<2021/6/13-6/19>先週よく読まれたEvaluate JapanのTop5 Tweetのご紹介

今回は、がん関連が3つと新しいCovid-19ワクチン関連が2つでした。1位の欧州当局と米国当局の判断の違いはとても興味深い。現在、FDA承認されたEisai/BiogenのAducanumabは、欧州で申請中だが、米国と違う判断がされる可能性も大いにあるなと思っています。欧州医薬品庁(European Medicines Agency)への販売承認申請(MAA)は、2020年10月30日に受理されています。

私の本業Evaluate日本語版Twitterで先週最も閲覧されたTop5 Tweetをご紹介します(Twitterでは文字数の関係でTop2 Tweetのみ)。日本でのTweetでは、主にジャーナリストチームが毎日発行しているEvaluate Vantageの記事の紹介や弊社データコンテンツの紹介などをしています。

日本語版Twitterの内容+リンク、そしてVantage記事を紹介している場合は、Vantage記事のリンクも貼ってありますので、ご興味があればどうぞ!


1位:欧州の規制当局は米国の規制当局よりも厳しいようだ

欧州の規制当局は米国の規制当局よりも厳しいようだ。EUが提案しているように、Keytrudaの食道がんでの適応をPD-L1発現率10%以上に制限することは、現状のデータを考慮すると完全に理にかなっている。

2位:Amgen社、協和キリンのOx40抗体KHK4083 をライセンス

Amgen社は、4億ドルの契約一時金と最大8.5億ドルのマイルストーン支払いにより協和キリンのOx40抗体KHK4083 をライセンスした。年初にKymab社のOx40L阻害剤KY1005 を買収Sanofi社と同じ道を歩んでいる。

3位:Novavax社のCovid-19ワクチンNVX-CoV237の市場性には疑問符

Novavax のCovid-19ワクチンNVX-CoV237 はその名に恥じない性能を持つことが示された。しかし、欧米の多くの市場がすでに飽和状態にある中、同社の製品がどれほど重要なものになるかは疑問符が付いている。

4位:ASCO2021期間中の株価動向

ASCO2021期間中の株価の動きを分析すると、バイオテック投資家にとっては大当たりで、ほとんど無名のPDS社が最大の上昇率示す一方で、最も大きく下落したのはエクソン20挿入変異をもつ非小細胞肺がんで戦うBlack Diamond社でした。

5位:田辺三菱製薬のカナダ子会社Medicago、植物でcovid-19ワクチン作製

第一世代のCovid-19ワクチンの展開と並行して、次世代のワクチンの開発も進められている。田辺三菱製薬のカナダ子会社Medicagoは、植物で作ったcovid-19ワクチンがパンデミックに貢献できると考えている。


弊社日本チームによる独自のデータコンテンツ紹介は以下でした。

成長にプラスとなるのかマイナスになるのかを疾患別・製品別で知ることができます。今後の舵取りをする上で大切な視点だと思います。

#エバリュエート #Weekly_Top5

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黒坂宗久(黒坂図書館 館長)
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