楽しかった人生初のパネルディスカッション
10月6日金曜日に富山で講演+パネルディスカッションをしてきました。
上の写真見て頂くとわかるのですが、とても楽しかったです!
今回のシンポジウム詳細は以下サイトをご参照下さい。
私の備忘録替わりに、ちょっと経緯を書きます。
低分子がオワコンって言われていることに違和感があったので、AnswesNewsで以下のコラムを2022年2月に書きました。
するとその1年後、上記コラムをお読みなったCPHIの担当者が低分子の話をしてほしいということになり、2023年4月に登壇させてもらいました。その様子は以下のコラムに書いています。
そしてここからがやっと核心です。
NCI時代からのご縁がある森俊介さん(「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアムで副事業責任者)と飲んでいるときに、CHPIでの登壇の話、登壇後の色々な方との会話内容を話しました。
森さんは、ちょうど低分子関連の話をトピックにしようと考えていたらしく、「黒坂くん、登壇決定だから10月6日は空けといてね!」と速攻できまったのでした・・・怖い流れですね、今思うと…
さて、シンポジウムのパートでは私を含めた3名の方が発表し、その後副事業責任者の森さんと登壇者によるパネルディスカッションでした。
この時間に、各発表に対する質問も受ける形でしたが、一つの質問を森さん含め4人全員で答える場面もありとても楽しい時間でした。
データ分析を主軸とした発表でしたの私への質問はデータに関することでしたが、薬価の話題、疾患理解の話、経済安全保障、医薬品の成功確率、海外と日本の違い、低分子医薬品の広がり、新しいモダリティでしか狙えなかった標的での低分子医薬品への移行、CMOからCDMOへの脱皮など広範囲な話題がありました。
私個人的に言えてよかったなと思うのは、抽象的でありますが少し大きな話をできたことです。
どんなことを話したかというと、
「これまで医療費拡大が問題だ、薬価制度が問題だ、アカデミア研究がまずいとか個別課題について言い募ることが多かったと思います。そうした個々の課題を話すのも良いですが、その前に「私たちはどこに行きたいんでしたっけ?というあるべき姿についての議論」をあまりしてきていないので、そこをみんなで話す。そしてそのあるべき姿に近づくために国や行政、アカデミア、産業界、市民、患者などがそれぞれ何ができるのかを考えるというの今必要とされている気がします」といった内容です。
私にとってはとても大切な考え方で、私の上司が良く言っているのですが、「北風と太陽」の話のように、北風だけでは人の気持ちも堅くなってしますから、太陽のようなやり方も大切だと思うんですよね。
みなさん、どう思われます?
この記事を読んでいただいたみなさまへ 本当にありがとうございます! 感想とか教えて貰えると嬉しいです(^-^)