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aaaaami
もう届かない年賀状を前にして、自分のためにきちんとやっていきたいと思った
朝と昼休みに年賀状の一言コメントを書いた。
妻に宛名を書いて貰っていたので、とても助かった。
宛名を見て、顔を思い浮かべて短いながらも一言を添える。
自分が年齢を重ねてきたからなのか、その中に特別な年賀状が混じっていた。それは投函しても決して宛名の方には届かない年賀状だ。
なんとも言えない気持ちを押さえて、その葉書をそっと脇に置いておく。
残りの方への一言を書きづづける。
でも、左の視野にそっと入ってくるその年賀状は何かを小さな聞き取れないくらい小さな声で私に何かを語りかけてくるように感じて、もっと遠くへとそっと置き直した。
でも、でも、やっぱり気になるのだ、その年賀状は視界に入っていなくても何かを語りかけてきているようだ。
大学の同期の友人はもういないのだなぁとおもう。
ご家族のことを思うととても心が痛い。
この年賀状はどうしよう、そっとしまっておこうか。
そっと一言書いて、そっとしまっておこう。
僕の友達ががあちらでも幸せでありますように。
僕はこちらできちんと楽しみます、思いっきり楽しみます。
僕がやりたいと思うことをこれからも続けていきます。
友達のためとかじゃなくて、きちんと自分のためにきちんとやっていきたいと思う。
そんなことを年賀状を書きながら思いました。
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![黒坂宗久(黒坂図書館 館長)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7550816/profile_d934c8c7076971dce543bb0be6ebeca9.jpg?width=600&crop=1:1,smart)