血液製剤が成長エンジンになるとは…
血液製剤のニュースはどうしたって気になってしまいます。私の前前職は、今や武田薬品工業に吸収された日本製薬に所属していたからで、当時日本製薬は血漿分画製剤を作る国内企業3社の内の1つでした。
血漿分画製剤を作る製造現場と同じ成田の工業団地にある研究所に籍を置いていました。日本製薬の売上の8割以上が血漿分画製剤でしたので、私はそうした集中し過ぎた状況を打破し、多角化を目指すべく創薬を目指す研究をしていました。
それはさておき、
武田薬品は米国を中心に採血センターの数を急ピッチで増やしているとのことで、まだまだ増やす方向らしい。そして血液事業は良い感じ。
血漿分画製剤は、特許が切れの懸念がない事業で、安定的な収益化につながるという一文があり、なるほど!と声が出てしまいました。
いまさらこの視点を得たわけですが、当時日本製薬にいた時は売上が一製品に集中しすぎていて会社としてはリスクだったものが、武田のようなビッグファーマの中の一つの事業部として入るとまたその存在意義が変わるのだなと色々な意味で勉強になりました。
最後に、今年2021年4月に日本製薬が武田薬品についに吸収される記事を元に書いたnoteを置いておきます。もし良かったらどうぞ。
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