好きなアニメが増えた話
アニメ好きというにはあまり作品を見ていない方なのであれですが、最近ほぼ一気見したアニメがあります。
それがネトフリのPLUTO
アニメと言えば小さいころから色々と見てきましたが、一番好きなのが攻殻機動隊のシリーズが一番好きで、それ以外にはアキラとか映画ドラえもんとかジブリやDisneyなどほぼ雑食といった感じで見てきました。
もともと浦沢漫画は大好きで、パイナップルアーミーから始まって、YAWARAとか20世紀少年などを通過し、一番好きなのはマスターキートンでして、ボロボロになるまで漫画読み返しています。
今回好きになったアニメの原作漫画は実は読んでいないので、ネトフリで公開されると聞いて、楽しみにしていたんです。
見始めると一気に引き込まれてしまって、ほぼ2日間で見終えました。全部で8話(8時間くらい)、ウルウルきながら、寝不足になりながら見ました。
内容は見てもらうとしても、ロボットが人間社会に浸透し、ロボット同士の結婚や里親制度などがあり、ロボットの人権も認められた社会のお話しで、お馴染みのアトムやお茶の水博士も登場する世界観にのめり込みました。
頭脳はAIなわけですが、人間の感情が分かりかけているような世界でして、それだけにロボットの中にはある種の苦悩があるのが、うまく描写されていてそれがとてもいい。
ノース2号のシーンで、私はピアノが弾きたいんですというシーンがあるんですが、それがほんとに沁みました。
戦争も人間同士がやる時代ではなく、ロボットが戦う世界でして、高性能なロボットであるほど、ロボットを破壊することにある種の疑問や悲しみを抱いていて、それをはっきりと言わないものの、グッと伝えてくるんです。
ロボットがはっきりとは言わないが故に、表情に感情を浮かべられないが故に、こちらの心に突き刺さり続ける物語でした。
良い物語に触れると、本当に心が豊かになる感じがして、自分以外の世界に触れるときに新しい表現方法が身についているように感じるんですよね。そうした力が物語にはあって、このPLUTOはそうした力があると私には感じられました。
皆さんもお時間があれば是非。
私は漫画が読んでみたくなりました。