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とっとと次のステージに進んだ方が良いと思う。

今回のCOMEMOのテーマ企画は、こちら。

退職金制度というか資産形成制度が必要、というのが私の考え。
ただ、確定拠出年金のような個人により紐づいた形での
資産形成制度のさらなる強化がないと意味がない。
そして企業には、在職の長期・短期に関わらず、社員の資産形成に対して
積極的な関与をして欲しいし、そういった企業は好まれるようなると思う。


現行の退職金については、
COMEMO HUBの同志タナさんがしっかりとまとめているので、
このnoteを読んでもらうと、退職金制度についての理解が深まりますし、
タナさんの意見にも触れることができます。

ということで、退職金制度云々についてはタナさんのnoteにお任せして、
私は持論の展開だけに集中したいと思います。

本題に入る前にひとつ。
これが言われてからは長らく時が経っていますが、
日本独自の終身雇用制度というのはもうすでに終わっている、
というのが、私の考えの前提にあります。

約10年前に国内製薬企業在職中に確定拠出年金へと移行したときにも、
全く違和感を感じはしませんでした。

その時でもすでに個人の時代への移行が始まっていたのだと思うのですが、
それに照らして考えると、いわゆる退職金制度というのは、
必要・不必要ということに関係なく、
個人に紐づいた資産形成へとさらにシフトしていくと思っています。

退職金制度は各企業がやる・やらないを規程できるので、
就業規則にその定めを載せればそうなるし、削除すればなくなります。

そのため、
企業に長年勤めたことへの褒賞という意味合いでいうと、
それはもうすでに色褪せた幻想のように感じています。

私の現職の会社には退職金制度はなく、
確定拠出年金も企業型ではありません。
個人としてiDeCoに加入し、
これまでの拠出額に上積みして将来に向けて運用をしています。

すでに終身雇用が終わっている世界において、
何十年も勤め上げないと貰えない退職一時金・年金を謳う企業は、
現状の日本や世界の状況への理解が足りない企業か、
素晴らしい理念と業績を兼ね備えた企業であるかだと思っています。

こうして色々と考えてみると、
短期・長期の在職に関わらない制度の方に私は安心感を覚える。

前者の場合は、制度設計の見直しをする必要があると思います。
新卒者や転職者の立場からすると、候補企業の比較検討中をしている中で、より魅力的な制度を持つ企業が選ばれることになると思います。

後者の場合は、手放しで素晴らしいと言うべきかは私には分かりません。
それは、例えば30年後においてもその制度を維持可能であるのか、
またはその会社が30年後まで生き残っているのか、
といったことを保証できる人などどこにも居ないと思うからです。

少しネガティブな論調になってしまいましたが、
個人の資産形成に対して企業がしっかりとした意思を持って、
ソフト(啓蒙と教育)とハード(拠出と制度)の両面で
可能な限り支援する姿勢を示すことが大切だと私は考えています。

個人の資産形成として、積立NISAや確定拠出年金といったものがあります。
退職金制度の代わりにこちらを採用している企業も増えてきました。
そのためこれは行政府への注文となるのだと思いますが、
一点、制度への注文があります。
それは、これらの積立額・拠出額の上限を上げてほしい、ということです。
例えば、前年の年収に応じて額が変わるとかでも良いので、
より長期の積立投資額を奨励する制度があるのがベストだと思っています。

最後に、
制度の話をしてきたものの、一番大切なことを書いていませんでした。
それは、個人の「お金」リテラシー向上が制度と同時に必要だと言うこと。
この個人のレベルアップは適切な判断のためには必須と言えます。

こうした学びによって自分自身できちんと判断できるようになると、
現行の制度の中で最も自分にあったものを選択することが可能となり、
結果として多くの自由を手に入れることが出来ると私は思っています。


#COMEMO #退職金制度は必要ですか #COMEMOHUB #お金のリテラシー #新しい形がいる  

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黒坂宗久(黒坂図書館 館長)
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