始めないと始まらない
物事を進めるためのパワーは結構必要だけれど、転がり始めると後は何とかなる気がしてます。化学では活性化エネルギーというのですが、これを低くする触媒があると反応がすんなり行くんです。
ちょっとそんな内容の記事があったのでシェア。
作家の佐藤優さんの高校時代の同期末松広行さん(元農林水産省事務次官)のエピソードに心が惹かれました。それがこれ。
「教育を通じて自分の知識を社会のために生かしたい」。退官後について彼が語った展望だ。私が学位の習得を勧めると、ねじり鉢巻きで勉強し、博士号を取った。
もともと賢い方なのだとは思いますが、実行力というは本当に大切な資質だと思います。アイデアを出すこと大切ですが、行動することの方がより大切だと私はいつも思っています。
化学の世界には、活性化エネルギーという言葉があります。
活性化エネルギー(かっせいかエネルギー、英: activation energy)とは、反応の出発物質の基底状態から遷移状態に励起するのに必要なエネルギーである。アレニウスパラメータとも呼ばれる。活性化エネルギーが高いことを活性化障壁と表現することもある。(Wikipediaより)
どういう意味かというと、反応を起こすためエネルギーが必要だということなんです。下の図のような図で説明されることが多いのが活性化エネルギーです。
スキーで言うと、エネルギー(ガソリンや電力でモーターを回す)を使ったリフトに乗って、頂上まで行き、そのあとは優雅に滑って麓まで降りる感じですかね。
これを新しいことを始めるときに当てはめてみると、すごく分かり易くなります。
新しいことを始めるにはそもそも重い腰を上げて取り組むというハードルが存在し、ある程度継続していないと成果も見られません。なので、頑張って続けます。ここまでが、山を越える直前くらいまでの話。
そして、色々と慣れてきて、ちょこっとずつ成果も出てくると、なんだか楽しくなってきちゃったりして、始めたころとは違って、頑張って続けるということもなく、スムーズに事を進められることになります。これが山を越えてからの話。
この活性化エネルギーが大きい状態というのは、その物事を進めるのにパワーが必要という事を示していて、活性化エネルギーが小さい状態はそれほどパワーが無くても進められる状態とも言えます。
で、この活性化エネルギーを小さくする方法が私にはあるんです。
それはすぐにやってみるということ。
色々と考えてしまうと動けなくなることが多いからなんです。失敗したらどうしようだとか、あれが必要だけどないとか、時間がないだとか、お金がないだとか色々とやらない理由が増えてきちゃうので、さっさとやってみる、それが私の方法。