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連鎖のひみつ
黒田です。
とっても嬉しいことがありました。
3月9日は私の好きなアイドルの誕生日だったのですが、彼への誕生日プレゼントの代わりに寄付をしました。
そのアイドルは先日韓国の故郷大邱(テグ)のとある法人に寄付を行い、それに続くようにファンたちがライブ中止による払戻しのチケット代を寄付して大きなムーブメントになっていたのです。
私自身、払戻しこそありませんでしたが、彼らの行動に賛同し自分もやってみようと思い立ちました。
未来を担う子どもたちをサポートしている法人を選び寄付を完了したところ、さっそく事務局の方からお礼メッセージが届きました。
その方が「どなたの誕生日なのですか?」と尋ねてくださったので、上記のことをアツくお伝えしたところ「とても素敵ですね」と感動してくださってました。
しかもその法人の韓国所在地がなんと大邱(テグ)にあるとのこと!
数年前には大邱から日本に交流訪問もされていたと伺い、なんだか勝手に推しの故郷と自分がつながった気がして喜んでおりました。
1件の寄付から生まれたこのやり取りがとてもうれしくてTwitterに投稿したところ、意外にも大きな反響が。ふだんつながりのない人からも反応があり驚いていたのです。
そして翌日。
寄付先の事務局から再び連絡をいただきました。おそらく私のSNS投稿を見たと思われる方数名から、その法人に寄付が寄せられたとのこと。
そんなことってあるんでしょうか。
私はNPO界隈の業務もやっているので寄付を集める難しさは多少なりとも理解しています。しかも私が今回投稿したTwitterアカウントは個人情報を伏せているので、私を直接知る方はほとんどいないはずなんです。
「推しアイドルの故郷」と「その法人の韓国所在地」が同じ『大邱』だった、というストーリーが寄付した方の心に響いたのかなと推察しています。
それにしても見ず知らずの人間がした投稿を見て、自分も寄付してみようと思い実行してくださる方がいるという奇跡。ここ最近は胸が苦しくなるニュースが多いので、この知らせは涙が出るほどうれしい出来事でした。
発信するって大事ですね。
どんなに小さな石でも水面に投げたとき広がっていく波紋を思い浮かべました。
こんな時だからこそ、自分の心に浮かぶものをなかったことにしないように発信し続けようと思います。
健やかで素敵な一週間になりますように。