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映画『トラペジウム』を観てきてトラペジウム光線により脳を破壊された話(ネタバレ有)

えーどうも、クロロ/山形です。
今回は前から気になっていた5月10日公開の『トラぺジウム』を観てきました。

この映画、乃木坂46の元アイドルさんが書いた小説が原作みたいなのですが、自分はこの手のアイドルに興味がなく、主題歌がホロライブの"星街すいせい"さんってのとX(Twitter)で流れてきた主人公がヤバいってツイートで興味が湧いた。
※筆者はホロライブが大好きなキモ=オタクである。
最推しは天音かなたと潤羽るしあ。


筆者は元々アイドルアニメは好きなジャンルではなく、まともに最後まで見たアイドルアニメと言えばラブライブ(無印)くらいである(今のラブライブは分からん)。後はKING OF PRISM。
※厨二のダークヒーロー、なろうやラノベ原作など男主人公1人、ヒロイン数人で主人公が無双する俺TUEEEEEアニメが好物である。
今期だと『神は遊戯に飢えている。』『魔法科高校の劣等生』

どうしてもアイドルアニメは「皆で一緒に頑張ろう!」ってキラキラ主人公が周りの皆を引っ張り、最後にはライブを成功させて終わるっていうありきたりな展開(偏見)に陥るケースが多い気がし、陰キャの厨二に毒されたキモ=オタク(2回目)のワイには刺激が強すぎでぼっちちゃんになるのだ。
※ぼっちちゃんとは、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の主人公である。
ちなみにワイの推しは喜多郁代(期待値郁代の語呂めっちゃ好き)。

で、ホイホイと映画館で映画を観てきたのだがここからはネタバレを含みながら感じたことを割とラフに書いていこうと思うのだが、映画を観終わって真っ先に思った感想が、




ワイ『精神病んで心がぶっ壊れていく女の子最高やな(ごちそうさまです)』

リンク張った通り最初にこの手の感想を読んでから映画を観たため、修羅場みたいな展開多いんだろうなーって事前知識はあったものの思っていた以上にギスギスしているアニメだった。

本来アイドルアニメは上に書いたように青春キラキラアニメであり、話の展開的に修羅場やコンプレックスにハマっても主人公がグループのメンバーと一緒に解決に導いてその後のライブは紆余曲折あってもみんなで大成功ってのがパターン(偏見)だと思うけど、この映画、グループ崩壊後はそのままメンバー脱退→解散って流れになって復活しません。

ここがワイのイメージしているアイドルアニメとのギャップを感じ、ぶっ刺さった。

主人公の東ゆうはアイドルになりたい一心で自分がアイドルになるためのメンバーたちの趣味から付け入り友達になることで、自ずと一緒にアイドルになるよう誘導していくのが凄く打算的で年相応の女の子だなと感じた。

初見の感想でサイコ主人公とか感じちゃったけど16歳の思春期真っ盛りで世間を知らない、自分の目的のためにがむしゃらに突き進んでいく姿勢、これがキラキラアイドルアニメにはないから結構異質な主人公像に感じちゃったのかなぁ…って今更ながら思った。
あと開幕早々に舌打ちから始まるのがめっちゃ良い。(劇中で何回も舌打ちする)


大河くるみ

ワイの性癖にぶっ刺さった。
彼女の発狂がグループ解散の引き金になったけど、人付き合いが苦手な自分が流れに身を任せた結果アイドルになって、アイドルをやることに対する自己嫌悪でどんどん病んで行って事務所で暴れて事務所の人間から取り押さえられるシーン、最高やな(2回目)。
これ、令和のエヴァンゲリオンや。

好み的な側面だと主人公の東ゆうがtier1なんだけど、メンタル崩壊発狂でほんとごちそうさまでしたって感じ。ここまでギスったアニメを作ってくれてありがとう。

最後は東ゆうもみんなと和解していたけどこれアニメじゃなくて実写寄りだったんじゃないか….って思うところがあったが、作者さんが実写だと現実のアイドルと重なってよりシリアスになる的なことでアニメになったらしい。
やっぱり実際に乃木坂時代の自身のアイドルを通して、見たり感じたりしたことが本編に反映されてるのかなーっても思った。

個人的に刺さったアニメだったので殴り書きだけど上記に感想として残しておきます。

2024.5.22 クロロ/山形


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