大藪春彦に撃ち抜かれた!
とにかく好きな作家を語ろうと、思いたったわけで語ってみます。
今日は大藪春彦氏です。
日本ハードボイルドの元祖という感じですが、作品としては「野獣死すべし」や「蘇る金狼」が映像化もされてるので、知ってる人もいるかもしれません。「蘇る金狼」の香取慎吾版はほんと残念でしたが…
まぁ、とにかくバイオレンスな作風でほんと殺伐としてるんですが、主人公がとにかくかっこいい!
そこは「読んでみてちょ!」って感じなんですが…
ちなみに、僕はこの人とも平井和正と同様に中学生の時に出会いました。
もちろんリアルタイム世代ではないので、親父さんの本棚からです。
そういう意味では色々な本に出会わせてくれた親父には感謝ですね。
平井和正のウジウジ悩む主人公とは違い、運命を己の力と才覚で切り開く姿に惚れ惚れしました。
彼の書く主人公は「ヒーローなの?」ってくらい自己中心的で享楽的です。
ジャマするものは女子供も容赦なく排除する。
正直、「マジか!?」というくらい共感できない部分が多いです。
倫理観なんか「クソくらえ!」って感じで、ほんと衝撃でした。
何があったらこんなものを書けるんだろうって不思議でした。
でも、群れず、媚びず、己の力を信じて、好きなように生きていく…そんな姿にほんと痺れたんですよねぇ。
俺もこのくらい自由に生きれたらいいだろうなぁという妄想を楽しませてくれました。
自分とは違うけれども、自分にもこういう面があるのかなぁと思わせてくれたのがよかったんだろうなぁ。
あと、話の本筋とは関係ないですが、ボローニャハムのかたまりをナイフに刺して食べるシーンが本当に美味しそうで、憧れました。
というわけで、よかったら読んでみてくださ〜い。
ではでは〜。
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