ナンシー関に憧れて
高校生の頃ナンシー関に憧れていたんですよね。
ナンシー関って誰?って人もいるかもしれないですが、テレビ批評家というかコラムニストの方です。
彼女を初めて知ったのは親父さんがたまに買ってくる週刊文春の1コラムでした。
今もおもろいですが、そのときの週刊文春のコラム陣はかなり面白かったです。
阿川佐和子のインタビューだったり、堀井のずんずん調査、近田春夫の音楽批評などなど…猥談の投稿コーナーやきわどいグラビアにはちょっとドキドキしました。
とんだ高校生だな…おっさんかよ!
まぁいいや。
それで、ナンシー関ですが、「ナンシーってなんやねん!」って最初は思いましたが、読むとまぁほんとに面白い。
すぐに本を買いに行きました。
基本的にはテレビ番組というか、そこに出てるタレントをいじるコラムです。
ただ、すさまじい辛辣さなんで、書かれてる方は気が気じゃなかっただろうなと思います。
悪口に近いんですが、それが見事に当てはまってるので、すごいよく見てるなぁと感心しました。
SNSがある時に書いてたらどうなってただろうなぁ。
惜しい人を亡くしました。
あと、コラムに添えられている消しゴム版画の似顔絵が絶妙に憎たらしいんですよね。
これはほんとすごいなと思います。
なんだろう…書いたタレントの心を映し取っていたのかな。
それで、彼女に僕は憧れたんですね。
恋とかじゃないですよ。
生き方です。
好きなテレビを見て、好きかって書いて、そんで好き勝手に消しゴム版画を刷する生活。
しかも、それがお金になるって最高じゃねぇか!
というのが、僕がグラフィックデザイナーを志したキッカケです。
色々あって、今はWeb作ってますけどね。
今なお、すきあらば、ナンシー関ポジションを狙っています(笑)
というわけで、好きなことしてコラム書いたり、挿絵を書いたりして生活してみたい人や、辛辣テレビ批評を読みたい方はぜひ読んでみてね〜。
ではでは〜さらばじゃ〜。