Webデザイナーになるには?
どうしたらいいと思いますか?
僕はとりあえず名乗ったらいいと思ってます。
できると思ったらできるんです!
そう思ってはいますが…最近はどうやったらなれるのかと相談を受けることがたまにあります。
ただ、自分と相手の状況は違うので、なんとも言えない想いがあります。
とはいえ、何かしらお力にはなりたい…。
なので、Webデザイナーになるまでに自分がまず何をしていたのかを書いていこうと思います。
あくまで一事例ですが、少しでもWebデザイナーになりたい人の力になれば幸いです。
…と、その前にちょっと前提の話です。
僕はもともとナンシー関や大貫卓也、佐藤可士和に憧れ、グラフィックデザイナーを目指し、大阪の専門学校に通っていました。
しかも、専門学校に入ったのは4大を卒業してからだったので、かなり遅いスタート。
ただ、夜間部だったので、色んな年齢の人がいたこともあり、そこまで焦りはなかったです。
あと、2008年に専門学校を卒業したのですが、その当時のWeb業界は怪しいイメージがかなりつきまとっていました。
怪しさの原因としてはホリエモンやIT長者達の影響がかなり大きかったですね。
でも、その怪しさが魅力だったことも確かです 笑
上記の通り、グラフィックの専門学校出身なんで、コーディングはほぼ勉強してなかったです。
一応、少しだけhtmlとcssを触ろうみたいな授業はありましたが…。
全授業の1%くらいだったと思います。
それで、「なんでWeb制作会社に入れるんだ!」って感じですが…
僕は遊びですが、バンドをやってました。
そんで、そのバンドのホームページを「0からHTML」というサイトを見て作ってたんです。
ネットの契約をしたら無料でサーバーを借りれたんで、ジオシティーズかなんかでドメインを買って、公開してました。
CSSとかもようわからず、全部tableでしたが、初めて公開したときの喜びはすごかったです。
デザインもクソもないようなホームページでしたが、印刷もせずに人に見せられるという手軽さが楽しくて、めっちゃ触りまくってました。
写真入れたり、音楽入れたり、カウンター入れたり…今思うとしょーもないですが、「こんなすげぇホームページを作れる俺すげぇ!」って全能感で溢れてました。
かなり井の中の蛙だったわけですが、自信には満ち溢れていましたね。
その経験があったんで、何故か当然のごとく制作会社を受けて、運よく滑り込めました。ラッキーマン!
ただ、入ってみて、びっくりしましたね〜。
誰もtable使ってねぇ!?
htmlのタグってtabel以外にもいっぱいあるの!?
CSSって外部ファイルにしないといけないの!?
Javascriptって何!?
ブラウザっていっぱいあるの!?
font属性とかってhtmlに直接書いたらいけないの!?
float!?position!?
Flash!?
やばい!やばい!やばい!
勉強しないとやばい!!!!!
ってなわけで、毎日、朝5時くらいに起きて、先輩や会社から本を借りまくって、読んでは試すの繰り返しでした。
そんな感じでも、3ヶ月くらい経つと、結構覚えてくるもんで…
先輩がトップページを作ったあとの下層ページのデザインを任せてもらえたり、サイトを丸ごとコーディングさせてもらえるようになりました。
自分がコーディングしたものが公開されたのはとても嬉しかったですね。
未だに残ってるサイトもあるのですが、今見ると恥ずかしいやら懐かしいやら…残ってるのは嬉しいですけどね。
という感じで、どんどんWeb制作の沼に入っていきます。
ただ、Webの技術は本当に移り変わりが激しいんですね。
どんどん新しい技術が生まれては廃れていきます。
その筆頭はFlashです。
すさまじい栄華を誇っていたんですが、iPhoneの出現で一気に廃れました。
その代わりに、レスポンシブやJavascriptでのアニメーションが盛んに。
その時期に、ガラケー用のサイト制作もなくなりましたね。
その辺りから、Gitやらタスクランナーやらが入ってきて、色々と勉強のし直しでした。
デザインもFlashの自由レイアウトが崩れて、グリッド主流になっていきました。
未だにそこらへんはついていけてない部分があるので、精進しないとって感じです。
ちなみに、Wordpressを本格的に触り始めたのは3年前にフリーになってからです。
とりあえず、自分のブログを初めたのがきっかけになります。
PHPに苦手感はありましたが、触ってみると「まぁ、便利!!」。
HTMLを自動的に生成する仕組みなんだ!ってことがわかると、あとは覚えやすかったです。
今は参考になるブログなども多いですしね。
あくまでこれは僕の話です。
僕は最初はグラフィックデザイナーになりたかったんですね。
今はWebデザイナーと見られてますが、グラフィックデザイナーとおんなじようなもんだと思ってます。
違うっていう人もいるかもですが、僕がそう思っていれば大丈夫です 笑
そう思うとグラフィックデザイナーになってるんですね。僕は。
とはいえ、今はコーディングの方が多いですし、ようわからん仕事もしてます。
何の話だって感じですが…
制作会社に入ったときは大手クライアントの仕事をすることを目指してました。
ただ、やってみると思ってたのとちょっと違ってたんですね。
基本的にはクライアントと代理店で大体の内容が決まっちゃってるんです。
言うなれば、自分の意見が入る余地なんかほとんどない!!
ってことで、な〜んかつまらんなぁと思ってたんです。
そういうのもあり、共感できるクライアントさんと一緒に歩いて行けるのがいいなぁと思うようになってきました。
フリーになったのは鳥取の小さな町に制作会社なんかないだろうという舐めた考えからだったんですが、なってよかったです。
マジで時間止まってるのかと思うときはあるんですが、鳥取に来て、ほんと色々と吹っ切れました。
未だに手仕事残ってんだぜ!
猟師がいるんだぜ!
昔からある企業が結構あるんだぜ!
人とのつながりが深いんだぜ!
田舎は田舎で大変なんですが、「上を目指さないといけない!」っていう呪縛から解放された気はします。
むしろちょっと離れたからこそ、引いて見えるようになったのかもしれません。
連絡がとりやすくなったインターネットの発達にもほんと感謝です。
今は自分が面白いと思える人や企業と出会いたい。
そして、それが仕事になって、お金になったらいいなぁというところです 笑
環境の差
これはどうしようもない部分なんですが、環境の差はかなりあると思います。
例えば、地方と都市部では圧倒的に制作会社やらの選択肢が違います。
その分、競争倍率も高いですが、スキルを磨く場が多いです。
鳥取に来て思いますが、圧倒的にそういう場所が少ないです。
オンラインはありますが、やはりそういう場に行きやすいのは都市部です。
そういう場所で生きた情報を得たり、トップクリエイターと関わる機会があるのとないのとではかなり差が出ます。
あと、年代もあります。
僕が業界に入ったときはどんどん技術が移り変わっていました。
なので、みんな手探り状態でした。
そういうのもあって、会社内でみんなで勉強していく感じでした。
今は求められるスキルも多く、Webでできることも増えてきてハードルが高くなってるなぁと思います。
前はWeb業界はIT業界のセーフティネットみたいな感じだったんですが、だんだんと整備されてきてます。
ちゃんとしてくるのはいいことなんですが、その分、業界に入るまでのそもそものスキルがかなり必要になってきてる印象です。
スキル持ってて当たり前の感じになってますね。
それを狙ったスクールなども多いです。
騙されることもあると思いますが、いいと思えるものを選んでみてください。
最後に
色んな意見はありますが、とりあえずHTMLとCSS、jQueryを勉強して思うように組めるようになったらいいんじゃないかと思ってます。
とりあえず、ProgateのHTML&CSSコースとjQueryをやってみましょう。
Wordpressはその後でOK。
できれば練習がてら、友達のお店のサイトや自分の自己紹介サイト、地域のコミュニティのサイト、サークルのサイトなどなどを好きなように作らせてもらってください。
僕の感覚では同じサイトを何回か組み直すと、いろいろな発見があります。
組めるようになってきたら、色んなギャラリーサイトを見たりして、色々とレベルアップしてみてください。
仕事にするもよし、趣味にするもよし!
それでは、良いWeb制作ライフを送っていきましょう!
Good bye boy!
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