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「連載」ツーピース:チームすー。地球一周大冒険(42)

アルゼンチン、デカい。長い。東側に、首都ブエノスアイレスがあるけど、そこには寄らず、ただ、只管、田舎道を南に進む。

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ブエノスアイレスに行けば、きっと、洒落たレストランで、肉汁滴る分厚いステーキを頬張りながら、魅惑のアルゼンチンタンゴを観たりできるんだろうなぁ。

だが、チームすー。は、きっと今後も気が狂いそうな程単調なパンパ地帯を進んでいくに違いない。

だが、リアルワールドでは、全然、単調じゃない冒険をしている乗組員がいる。

船(獣)医のオタッキーである。

オタッキー、週末に、アメリカ東海岸のマニア向けウルトラトレイルに参戦してきた。その名も、”ヘルゲイト(地獄門)100K”。

レース名からして、おどろおどろしいが、勿論、内容もエグくて有名。

まず、12月のバージニアは、相当寒い。今年は珍しく雪は降っていなかったが、多くの年は極寒で、一部のコースは、”つららが地面から生えている”なんて表現を良く聞く。で、雪がない箇所トレイルは、落ち葉が20センチぐらい積もっていて、その下にあるゴロゴロの岩、石に足を取られない様に、進まねばならないらしい。その上、第一エイドステーション行く前に、8メートルぐらいの小川渡りもあるんだって。それも、深夜に渡らせられるらしい。だって、このレース、スタート時間が、なんと、真夜中の、

午前00時01分。

レースダイレクターは、デビッド・ホートンと言う、ハードロック100マイル優勝経験もある、アメリカウルトラトレイル界のレジェンド。どMコースを作る才覚に長けているらしく、多くの変態ランナー達を毎年ヒーヒー言わせている。当然、チームすー。乗組員・オタッキーも、ヒーヒー言わせて貰った。いや、ヒーヒーではなく、ゲロゲロか。そう、レース後半は、ゲロゲロ(嘔吐)地獄にやられ、飲まず食わずで20キロを走ったんだって。でも、目標タイム+40分で、見事にゴール!自撮り写真をシェアしてくれた。

オタッキー

だが、無事、完走したのに、何?この無表情な目元。黒リスは、そこにレースの過酷さを見たのであった。

一方、日本では、乗組員ペヤングが、”世界一周マラソン(10キロ)”をエンジョイしていた。

ペヤング

角刈り女子高生・・・で、37分6秒。まさに、”エンジョイ”と言う言葉しか見つからない。

お家の中の充実度では、明翠だ。AIBOのラブちゃん達に、クリスマスのお衣装が完成、お披露目をしていた。

らぶ

クリスマスの装いなのだが、何故か、鏡餅のイメージにも見えてしまう黒リスを許して頂きたい。

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チームすー。ジャパン:現在走行距離2,522.59キロ(1,576.62マイル)


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