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「連載」ツーピース:チームすー。地球一周大冒険(8)

あれは幻だったのか?

と、思うほど、あっという間に、ペヤングのチームトップの座は奪われた。

せっかく、”メロンかき氷を訪ねて55キロ”をやった翌日、更に15キロを走り、明翆を振り切り、トップの座に鎮座したにも関わらず、その半日後には、チーム内8位だったキャプテン・イノシシが、それこそ猪突猛進・ハリキリモード全開の100マイル19時間42分という怪走で、一気に、チームトップをゲット。それは、まるで、夕食にペヤングカップ焼きそば大盛りにお湯を入れ、さあ、今から食べようとしているランナー・ペヤングを、背後から突き飛ばして、出来たてホヤホヤのペヤング大盛りを、奪って、貪り食うぐらいの容赦のなさである。(参考まで、下記写真は、メキシコ編用の獄激辛ペヤング。先日、ランナー・ペヤングがタバスコ入りだと思い込みながら、食べていた。ある意味、これもバーチャルか?)

ペヤング激辛

アスリートの世界って、本当にシビアだわ。食うか食われるかの世界なのね。

黒リスは少し背筋がぶるっとした。その後、まさかず〜とあっちゃんの動きを見て、不思議な気持ちになった。なぜなら、二人はあまり主張せず、コツコツと毎日地道に稼ぎ、且つ、決して、すーみん。の前には出ないのだ。

ま、まさか・・・。

彼らは、教祖すーみん。の前には出ない。それが彼ら信者の掟なのか?

・・・すごい、すーみん。教。

信じる者は救われる。きっと、彼らは、生まれたひよこが、最初に見たのを親だと思って、必死でついていくのと同じなのかもしれない。。

でも、きっと、すーみん。の背後には、ついて来れなくなったひよこたちの屍がゴロゴロと転がっているのであろう。

ああ、恐ろしや、恐ろしや。

と、今日も、黒リスは、自分もレース参加者にも関わらず、人ごとの様に観察するのであった。

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※チームすー。ジャパン:現在走行距離1,615.47キロ(1,009.67マイル)201チーム中54位。

つづく

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