獣医さんの苦悩と飼い主のエゴ、そして、ペットの幸せ
獣医師の自殺率が高いのをご存知でしょうか?
アメリカの統計では、他の職業の4倍だそうです。
先日、私の友人でもあり、私の歴代のわんこの主治医でもある獣医師さんが、この記事↓をSNSでシェアしていました。
獣医師の苦悩が痛いほど伝わってくる内容でした。
そして、その苦悩のほとんどは、対動物ではなく、対人間(飼い主)だということに愕然としました。
Deep Lに翻訳した文章はこちら↓
思い当たる人、多いんじゃないかなぁ、と思い当たる自分が思いました。
ただ、言い訳かもしれないけど、私はメルセデスにもBMWにも乗っていないし、自分の収入の中で支払える範囲でしかやっぱり治療費は支払えない。
NYCの病院は、一回の診察と治療で$500(7万円)は当たり前。何度か通えば、あっという間に数千ドル。
毎回、病院に行く度に思う。
”高いなぁ。一体、誰が普通にこの金額を支払えるのだろう?”と。
私の知人達の中には、自分たちの愛するペット(ほとんどが老犬、老猫)が、倒れる度に病院に連れて行き、最新技術で一命を取り止めるのに何千ドルと支払い続け、結果、何万ドルの借金まで作ったペットオーナーもいる。しかし、当たり前だが、最後は、最新技術でも死は止めることができず、ペットは旅立って行く。
ペットはそこまでしてもらって、幸せだっただろうか?
もっと頑張れなくって、ごめんなさいって気持ちだっただろうか?
それにしても、ペットを飼うって、こんなにハードル高いことだっけ?
動物が大好きで、日々のお世話をしっかり出来ても、高額な治療費を払えないなら、ペットは飼うべきじゃないのだろうか?
医療技術の発達で、救える命が増えた。
ワクチンのお陰で、寿命が伸びた。
そのお陰で、ペットたちは、幸せになったかな?
獣医さんたちの多くは、どうやら夢の職業に就いたのに、幸せじゃないみたいだけど。。。