私と保護犬くるみの物語:わたし⑯”母ライオンではないですが・・・”
土曜日の夕方、くるみを救急病院に連れて行った。
理由は、水下痢と嘔吐。午前中は良いウンチもしたし元気一杯。なのに、午後に散歩に公園へ連れて行って歩いていたら、突然の水下痢発射。
でも、普通にその後、テクテクといつも通りの元気っぷり。だけど、家に戻り、30分ぐらい後に、今度は嘔吐。ドングリが丸ごと出てきた。拾い食いは中々、直らない。
うーん、どうしたものか、と相方とネットリサーチをしたり、主治医のしんご先生にメッセージを入れたりしたが、「嘔吐と下痢」のダブルは楽観視しない方が良いだろう。ましてや、仔犬は免疫力が低い。
それに何より、くるみがおとなしい。私の側にクッタリとくっついて非常にお利口さんでスィートだ。どう考えても、いつものくるみではない。
絶対、おかしい。
と、言うわけで、動物のERでくるみを診てもらった。
パボラウィルス感染テストでは陰性。つまり、やはり何か変なものを食べたのが原因らしい。脱水にならないように、背中がラクダのコブ(下記写真)みたいになるぐらいの点滴を打ってもらい、吐き気止めの注射をブスリ。くるみは悲痛な鳴き声を上げた。
🐕
くるみはお散歩が大好き。私たちもくるみが嬉しそうにしているのを見るのが大好き。
だけど、こんなことがあると、お散歩が怖くなる。家にいたら安全だもの。その方がくるみの為にも良いのでは?
そんな気持ちすら湧いてくる。
だけどなぁ、、、、
母ライオンは、子ライオンを谷底に突き落とすって話(多分、作り話)もあるしなぁ。まぁ、ライオンは野生で生きていかないといけないから、強い個体じゃないと生きられないってことだと思うけど、くるみは私たちが守って上げられるからなぁ。。。
でも、、、私も、癌治療中、結構、無茶させてもらっていたなぁ。トレッキングに行って、全身が蕁麻疹になった時も、トレイルやマラソンで、皮膚が布で擦れたのか、抗がん剤用のポートが皮膚から飛び出てきた時も、がん治療の主治医は、一切、怒ることなく、速攻、対処だけをやってくれた。彼は、私がやりたい、挑戦したいとことをいつも応援してくれた。私が笑顔でいることが一番大切だと言ってくれた。それがどれほど、自分を前向きにさせてくれたか。そして、生きているって感じることの重要性を教えてくれたか。
生まれたら、生きている間、ノーリスクなんてことはないんだ。仔犬は好奇心の塊。今、くるみは毎日が冒険なんだ。
出来るだけ気をつけて、見守る。そして、何か異変が起こったら、冷静に最善の対処をする。それしかない。
でもね、くるみ、ママちゃんもパパちゃんも、くるみが元気で健康なのが一番大切なの。だから、お願い、拾い食いはもうやめてー!
※ カバー写真のくるみのヒゲのアップ。右側の白い毛のヒゲは白、左側の茶色の毛のヒゲは黒。面白い。
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