冒険出来ない理由なんてないのだ
なんて自由なんだ!
なんて強いんだ!
生まれ変わったら、こんな子になって、こんな冒険してみたい。
そんな気持ちしか浮かばなかった、”ホームレス女子大生・川を下る。”というノンフィクション本。
現実には、題名になっている通り、作者の佐藤ジョアナ玲子氏は、アメリカの片田舎でホームレス状態に至るぐらいお金に苦労している。苦労せざる負えない理由の一つは、親からの援助が全くないというのも大きいだろう。援助が受けられない事情も知れば知るほど過酷だ。
だけど、作者のジョアナはそんな過去や家庭事情さえ、自分のエネルギーにして、どんどん前に前に進んでいく。苦難を打開し続ける。
それも、惨めさ、辛さすら笑いに昇華させて。
若いから可能なのか?それともジョアナだから可能なのか?
なんて素敵な女子大生。
是非、読んでみて欲しい。
特に、ジョアナと同じ世代(10代から20代)に読んで欲しい本だ。