コロナで変わっていく仕事の価値観


倒産や廃業、リストラや非正規雇用の雇い止めなど、気がつくと当たり前になっている社会。飲食業や観光業だけでなく、病院でさえ経営困難になっているという中、それぞれにとって何が一番大事なのか?

もう一度、しっかり見つめ直す時ではないでしょうか?
仕事もお金も、あくまでも人生において単なる手段にすぎません。コロナは、そんな当たり前の価値観を再認識させてくれるのかもしれません。

「倍返し!」という決めゼリフのドラマ「半沢直樹」を見ながら、サラリーマンという仕事は本当に大変だと痛感しています。

僕は、大学4年の時に今の塾を1人で始めて、そのまま現在に至っているために、サラリーマンの経験がありません。
サラリーマンにとって上司(まして相手が人事担当であれば特に)に意見を言うことは、その会社を辞めることになると言っても過言ではないらしく、「年収300万円時代を生き抜く経済学」のMさんも、それで3回会社を辞めた経験があるとコメントをしていました。
また、主演女優が稽古に来ないことで中止になった舞台の問題で、あるコメンテイターが、一度引き受けた仕事を途中で投げ出すのは、プロとしてどんなものか?という事を言ってました。
仕事に対する価値観は、人それぞれ様々だと思います。

お金のためにどうしようもない状況もあります。なりふり構わず生活するために必死で働くこともあると思います。
ただ、人には、それでもこれを超えたら、自分の存在自体を否定してしまうのでは・・・?という瞬間があるのではないでしょうか?
(そんなにオーバーなものではないかもしれませんが?)

僕は、これを「仕事の誇り」だと思っています。
こだわりのお店で、気に食わない客を追い返すという話を聞いた事があります。(表現が適切でないかもしれませんが)
これも、自分の仕事に何らかの誇りを持って働いているということからだと思います。

生徒たちにも、良く聞かれます。
「何のために勉強するのか?何のために、一生懸命働くのか・・・?」
自分の存在を、人生を、これでいいんだと実感するために、今できることに一生懸命であることが大事だということを、その答えにしていくつもりでいます。

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