コピーは全く同じ、ギャラは大きく違う。
朝のコピー短歌(2019.11.27)
書くコピー 一言一句おなじでも
ギャラに差ありWEBと紙では
WEBと紙媒体でまったく同じコピーを使うということは、
ブランドのキーコピーとかメッセージ、
会社案内のコピー、あとは商品紹介コピーくらいだけれど。
どれも紙媒体の流用ということが多い。
たまにWEBだけで展開する
ブランドのキャッチとボデイというのもあったりする。
WEBと紙がメイン媒体としてスイッチしかける前から、
なんとなく感じていたのが、
紙よりWEBのほうが、もしかしてギャラが安い?ということ。
たぶん、キャッチ10文字、ボディ250文字を書いたとすると、
紙媒体では別立てでギャラが出るけれど、
WEBの場合はトップページのイメージコピーとして、
ページ単価に吸収されてしまうこともある。
すると価格は紙媒体の半額、三分の一どころではなく五分の一以下に。
具体的にいうと(クライアントや仕事により差はあるけれど)、
紙媒体で50万円の仕事なら10万円、25万円の仕事なら5万円。
書き手としては同じくらい考えて、同じくらい心を尽くして、
同じくらい時間をかけてつくっているのだけれど、
このコピーの値段のちがいはなんなんだろう…とモヤモヤ。
もちろん値段によって、その仕事にかける時間を変えてはいるけれど。
フリーランスでがんばる人が増えるのはいいことだけれど、
安い値段で仕事を受けてしまう人が増えるのはどうかと思う。
この先、仕事の値段の相場が下がっていくのはちょっと避けたい。
紙でもWEBでも、安くても仕事をもらえたらいい、
という発想はとてもキケンである。
希望する年収から一日の自分のギャラを決める、時給を決める。
(この年収は、生活ギリギリではなく、新しい分野の勉強や
新しい経験をするための自己投資費用、
病気になったときや老後のための貯金もできれば考えて決めておきたい)
ある程度の基準があれば、その仕事をその値段で受けたほうがいいか
受けないほうがいいかもわかってくる。
もし、それでは仕事がもらえないということであれば、
フリーランスという働き方を見直すタイミングなのかもしれない。
と書きながら、自分にも言い聞かせている。