【#カーリング沼 へようこそ!】 2022.03.25 配信分をサクッと振り返り!"吉田姉妹がやって来た!"
本日、20:15~、女子世界選手権(カナダ・プリンスジョージで開催中)予選リーグの振り返り&展望と題して「#カーリング沼 へようこそ!」の YouTube 配信が行われました。先週に続いての配信、JCA/岩永さん始め、関係者の皆さま、出演されたアスリートの方々、本当にお疲れさまでした&ありがとうございます!!
今回も、配信の内容をサクッと振り返ってみようと思います!詳しく知りたい方は、いつものようにアーカイブ配信をご覧ください!(この記事の最後にリンクが貼ってあります)
今日のアジェンダ & アイスブレーク
今回のメンバーとアジェンダはこんな感じ。安定の山口剛史さんはもちろんですが、なんと今回は、北京オリンピック日本代表の吉田知那美さんと吉田夕梨花さん(ロコ・ソラーレ)が来てくれました!
今のカーリング沼を作り出した張本人たちと言ってもいいかもしれませんね。このタイミングでのキャスティング、「ナイスー!」以外の何者でもありませんし、このタイミングで出演してくれたお二人にも感謝!もちろん、山口さんや岩永さんにも感謝!
さてさて、配信開始…ってあれ!?
なんだか、知那美さんと夕梨花さんの画面にモフモフしたものが!?二人の顔が見えないから岩永さんも、山口さんも大笑いです(笑)
果たして、その正体は・・・
そう、吉田さんちの道端ちゃんでした(笑)どうやら友情出演してくれたみたいです、かわいい。あと、山口さんダンベル持って超テンション高い!
モフモフの正体が判明したところで自己紹介をすることになったのですが、いきなり夕梨花さんの声がおかしい(笑)なんでも、YouTube 配信の練習をし過ぎて声を枯らしてしまったみたいです(?)
そんな中で、「北京オリンピックお疲れさま!」「銀メダルおめでとう!」などの会話もあり・・・
銀メダルの表も裏もしっかり見せてくれたり、実はネームプレートの部分は銀メダルを意識した配色にしたという岩永さんの粋な計らいもあり、オープニングから和気藹々としたテンションで配信開始です!
ちなみに、今日は自己紹介を忘れなかった岩永さんですが、みんなから「岩永寝ろ!」と言われて、「寝てもいいなら寝るけどね」と思わず本音?がポロリの展開も(笑)
カーリング女子世界選手権 予選リーグ振り返り
まずは、現在カナダのプリンスジョージで開催中のカーリング女子世界選手権のここまでの戦いを振り返ります。
日本代表チーム(中部電力)
今回の日本代表チームは中部電力のチーム北澤です。夕梨花さん曰く「全員がいろんなポジションをできるオールマイティチーム」であり、海外ではよく「ヤングチーム」と評されることがある勢いのあるチームですね。
松村千秋さんという経験豊富な選手がフィフスにいるというのがすごい(岩永さん)という話も出て、選手層の厚さがよく伝わってきました。
と、ここで、中島星奈さんの漢字が間違っていることが発覚!(正しくは、中嶋星奈さん)これについて、岩永さんの弁解は「最近ローマ字ばかりで漢字使ってなくて」とのこと(笑)
世界選手権 参加チーム紹介
続いては、世界選手権の参加チームの紹介です。スコットランドは、新型コロナの陽性者が複数出たということで、残念ながら途中棄権。全12チームで優勝を争うことになっています。
途中で岩永さんが吉田姉妹になったり、吉田姉妹が岩永さんになったりするハプニングもありましたが、これはこれでライブ感が出て非常に心和む感覚でしたね。
試合振り返り:Game 1 - 3
開幕から3連勝と好調な滑り出しを見せた中部電力。
ここで、各チームの印象について、吉田姉妹のお二人から生の声をもらうという展開になりました。
トルコについて、知那美さんは「(五輪の)世界最終予選で初めましてのチームだった。確変が起こってた(笑)スキップでランバックの成功率90%以上というのは素晴らしいとしか言いようがない」と自身の経験で感じたことを語りました。
続いて、イタリア、特にコンスタンティーニ選手についての印象を、夕梨花さんは「オリンピックのMDを見たけど、本当に上手い。強くなっていくんだろうなという可能性しか見いだせなかった選手」と語り、知那美さんは「若い選手なのに、歯磨きするくらいの顔でひょっと投げて、肝が据わっている子だなと思った」と独特の言い回しで表現していました。
ちょっと小話:女子二人のパーカーが可愛すぎる
ここで、山口さんから「女子二人のパーカーが可愛すぎる」とツッコミが入り、カーリングとディズニーのコラボグッズの話題に。このパーカー、本橋麻里さんがプロデュースしたものですね。
実は、当初のデザインはプルートとグーフィーも入れた6人だったそうですが、「カーリングはオンアイスは4人」ということもあり、"クビ" になってしまったそう(笑)海外の選手からも好評で「次のグランドスラムにはたくさん持っていく」(知那美さん)そうですよ。
試合振り返り:Game 5 - 7
試合の振り返りに戻りましょう。続いては、第5戦~第7戦です。中部電力は、ドイツ戦こそあと一歩の惜しい展開だったものの、今大会初めての敗戦を経験すると、そこからカナダ、スウェーデンという強豪相手もありまさかの3連敗を喫してしまいました。
エイナーソン選手率いる強豪カナダは、スキップが4人集まっていると言われるチームです。知那美さんが「バランスのチーム。しっかり丁寧に決められる」と評せば、夕梨花さんは「正真正銘のカナダ代表」とその強さを語りました。
続いては、こちらも強豪、カーリング好きで知らない人はいないハッセルバーグ選手率いるスウェーデンについて。
知那美さんによると、ハッセルバーグ選手は会うといつも「日本大好き」と言ってくれるそうです。
そんなハッセルバーグ選手を「#カーリング沼 へようこそ!」に呼ぼうという話も飛び出し、急に国際的な展望が開けたりもしました(笑)実現したらそれこそヤバイですが、リモートなので不可能ではない!?期待しましょう!
試合振り返り:Game 8 - 10
続いて、第8戦~第10戦です。3連敗後という嫌なタイミングに、非常にタフな相手デンマークとの対戦となった中部電力でしたが、確実に勝利を挙げ、再び流れを引き戻しましたね。
デンマークのデュポン選手の話題になり、過去に対戦した時の印象を聞かれた吉田姉妹は、口々に「イケイケデュポン」と表現。
夕梨花さんが「何をやらせても決まっちゃう」と言えば、知那美さんは「デュポンが良すぎたから、他の3選手にプレッシャーをかけまくってミスを誘い、最後の9、10エンドでようやく崩せた」と対戦時に意識したことを語ってくれました。
ここで、カーリングの試合での時間の使い方の話になり、知那美さんから「時間は残すものじゃない!使うものだから!」という、踊る大捜査線の青島警部補顔負けの名言が飛び出るなど、ウィットに富んだ会話が繰り広げられました。
スカスリエン選手率いるノルウェーについては、伸るか反るかの大一番でしたが、序盤の劣勢を跳ねのけての勝利。
中部電力の戦いぶりについて「ドイツ戦でのミスを上手く克服して戦っていた印象」と知那美さん。
世界選手権 順位表(3/25 時点)
13チーム(スコットランドの棄権で実際は12チーム)中、上位6チームがプレーオフへと進むことができます。1位と2位は直接準決勝に進むことができ、3~6位のチームで準々決勝を戦います。
しかし、上位8チームまでが3~5敗で混戦状態。まだまだお互いに予断を許さない熱い試合が展開されそうですね。
スイスとスウェーデンは、「今大会のアイスをものにしている」という話も出た通り、特にスイスは無双状態です。知那美さんが「スイスはとんでもないスタッツ、後攻の時に2点以上取る確率が70%以上ある」と解説をしてくれました。
スタッツに関する話題が展開される中、海外でのスタッツの捉え方について知那美さんから興味深い解説がありました。
ショット率は、どんなミスなのか(いいミスなのか悪いミスなのか)や、スウィープによる軌道調整の効果などが反映されないので、今後は日本でもこうしたスタッツをもとにカーリングを分析できるようになればいいですよね。ちなみに、海外にはカーリング専門のデータアナリストもいるそうです。
追記:スイスのスタッツについて
配信終了後に「#カーリング沼 の補足」として、知那美さんが自身の Instagram のストーリーズで詳細を解説してくれていました。
配信の中で語られていたことを文字でわかりやすくまとめてくれています。これは、初心者にも非常にありがたい解説ですね。
予選も残り2戦
次戦は、無双状態のスイス戦です。沼配信の視聴者は寝る間もなく観戦する方も多いことでしょう。
スイスとの戦い方について、知那美さんは「スイスは、前半からガシガシハウスに石をためて、前半から点を取って、後半を逃げる。なので、前半をロースコアでどう抑えていくか」とポイントを挙げました。
そして、予選最後の相手は、宿命のライバルでもある韓国。メガネ先輩ことキム・ウンジョン選手率いるチームですね。
「ひとつひとつのカーリングが丁寧。同じミスをしないようにゲームの中で修正してくる。前半に3点アップだっとしても、絶対に油断はできない」と知那美さんが語り、どちらが勝ってもおかしくない試合だということを改めて感じさせられました。
最後には、知那美さんも、夕梨花さんも「イケイケべーちゃん(北澤選手のこと)のやりたいカーリングができたらいいと思う!」と話し、山口さんも「ファイヤーボンバーしてくれると思う!」と、わかりやすいようなわかりにくいような力強いエールを送っていました(笑)
残り2戦、プレーオフ進出をかけて決して楽ではない試合が続きますが、中部電力の皆さんには心からの応援を送りたいと思います!
CCICwC (Chinami Curling Information Center with Chinami)
続いては、皆さんお待ちかねの人気コーナー。CCIC の特別編!知那美さんからの情報を知那美さんと一緒に見ていこうという、なんとも超豪華な時間ですね。
ここでも、岩永さんの美しい英語発音がさく裂!
早速1枚目の写真(この写真、実は知那美さんじゃなくて亮二コーチが送ってくれたものだったそうw)。北京オリンピックの選手村の風景ですね。大会期間中はピンクのイルミネーションで彩られ、素敵な環境だったそうです。
そんなイルミの中でチェキを撮る夕梨花さんを撮った写真や・・・
そんな知那美さんを撮った夕梨花さんのチェキだったり・・・
オリンピック期間中の試合以外のお二人の過ごし方が垣間見れた写真でしたね。
北京オリンピックでのお話は、オフシーズンなどに他のメンバーも呼んで改めてやりましょう、という話も出ていたので、楽しみに待ちたいと思います!
「#カーリング沼 へようこそ!」編集会議
さて、続いては、JCA 公式 note に寄せられたファンからの質問やメッセージに答えていくお馴染みのコーナー。
1問目
このメッセージに対しては、知那美さんも、夕梨花さんも「嬉しい!」「素晴らしい!」と喜びを表現していました。
また、知那美さんは「世界中にいいチームはたくさんある!」と、きっかけは「かわいい」でも「かっこいい」でもいいので、興味を持ってくれればと話していました。
2問目
次は夕梨花さんへ宛てられた質問。「ゆりかタイム」こと、夕梨花さんの繰り出す正確無比なウィックショットが、No-Tick Zone Rule でどう影響すると思うかというものでした。
これに対し、夕梨花さんは「ノーティック自体は今までもあったけど、ここまで来たかと。男子がやるときにどう動いてくるかに興味がある」と答え、男子も含めて今後の動きを見ながら考えていく姿勢でした。
また、この話題から、オリンピック準決勝スイス戦での "ウィック決まりまくり" について聞かれた夕梨花さん。「あとのショットは同じところに同じように投げればよかったので、8エンド目の2本が決まった時が嬉しかった」と当時の感想を述べました。
3問目
ここではオリンピックでの戦い方についての質問と、やっぱりウィックについて(笑)ウィック関連の質問は今回とても多かったそうですね。
夕梨花さん「オリンピックは日数的には長丁場だけど、スケジュール的には全然きつくない。4年前の失敗を踏まえて、1試合1試合自分にできることをやろうとしてたら五輪が終わってた」と、意外とさっぱりした感覚を抱いていたようです。
また、ゆりかタイム封じについては、知那美さんが「ルールを技術で超えてくるから、また違う "ゆりかタイム" が始まる」と前向きに捉えているようで、ルールの改正についても「技術を高めるためのもの」という見解を示しました。
4問目
ここで、一気に沼っぽい質問が来ました。初歩的と書かれていますが、完全に沼的思考の質問です(笑)これについては、知那美さんが分かりやすく解説してくれました。
「1~8エンド(フロント~ミドルエンド)で行われるスチールは、攻撃力のあるいいこと。トップチームになるほどスチールされないと言われるくらいスチールされないことは重要。ただ、8、9、10エンドでのスチールは少し考えないといけない」と話し、「このアイスなら2点取りやすいよね」「スチールしやすいよね」といったように、その時のアイスコンディションや自分たちの状態によって考えるそうです。
また、「スチールは momentum(=勢い、流れ)をひっくり返すようなもの」とも表現していました。
5問目
最後の質問は、試合観戦について。
日本で観戦するときは、とにかく寒いので防寒具をしっかりというお話や、カナダでのグランドスラムや世界選手権のような大会の場合は、パンフレットは買ったり、貰ったりした方がいいというアドバイスも。ファンタイムに選手からサインをもらえたりするそうです。楽しそう!
他には、バーがあってお酒も飲めたり、鳴り物で応援したり、海外ではいろんな楽しみ方があるようです。
そして、会場がとにかく乾燥していて、顔がパリパリになるとか(笑)また、夕梨花さんは「のどぬ~るスプレーがいる」と、何とも実感の籠った表情で訴えていました(笑)
本日のまとめ
というわけで、今回の配信も気が付けば、あっという間に1時間半!そしてリアルタイム視聴者数は前回の3倍に迫る3,200人超えでした!(吉田姉妹パワー恐るべし)
次回の配信については、現時点で未定だそうです。これに対して山口さんから「困りますよぉ~」とプレッシャーをかけられまくる岩永さん(笑)
JCA 公式のアカウントのお知らせを、夕梨花さんに振るも、声がガラガラでうまくアナウンスできず、そこは姉妹愛で知那美さんがしっかりカバー!
サブスクリプション(チャンネル登録)を押したら、岩永さんが安心して寝られるそうなので、まだの方はぜひ!笑
最後まで、吉田姉妹が一瞬消えちゃったりなどのプチハプニングもあったり・・・(このライブ感がたまらん)
新しいゲストちゃんが特別出演したり・・・(かわいい)
そして、皆さんが一言ずつメッセージを。
山口さん「このまま筋トレして、カナダに向かってしっかりパワーを送ります!」
夕梨花さん「もうちょっと声を・・・(笑)もう一回呼んでください!」
知那美さん「カーリング沼のレベルの高さにジンと来ちゃった。自分たちが強くなっただけじゃなくて、ファンの皆さんが一緒に強くなってくれたり、入門してくれる方が増えて幸せだなと思った」
そんなこんなで、ロコ・ソラーレの試合のような、終始笑顔が溢れる楽しい配信となりました!
アーカイブ配信はこちら!
リアルタイムで視聴できなかった方、「もう一回見たい!」「あの時なんて言ってたっけ?」という方も大丈夫!今回ももちろんアーカイブ配信で振り返ることができますよ!
この記事には書ききれないようなお話などもたくさんあるので、ぜひご覧ください!
それでは、また来るであろう次回配信を楽しみに待ちましょう!