自己紹介
はじめまして、渡部昌平と申します。
苗字の読み方は「ワタベ」ではなく「ワタナベ」。出身地ではワタナベ読みが一般的だが、一歩外に出ればワタベ読み。
おかげで昔から名前を書けばワタベと呼ばれ、名前を言えば「渡辺」と書かれる始末。
自己紹介の決まり文句は、「部活の部の方のワタナベです」。
ところで、難しい漢字のワタナベさんたちはなんて説明してるんですかね?
余談ですが、アメリカでは「ワタナビー」。これは全国のワタナベさん共感してくれるんじゃないでしょうか。
さて、私は京都で農書の研究に勤しむ大学院生です。実家にそこそこ近い大学に理系入試で入ったはずなのに、気づけば西の都で古文書を読む日々。どうしてこうなったんですかね?自分でも気づいたらこうなったとしか言えません。まあ、人生こんなもんでしょう。
これを読んでおられる方(ここまで読んでくれてありがとう)は農書ってナンジャラホイって人が多いのではないでしょうか。
農書とは主に江戸時代に書かれた農業の技術者、今風に言えば教科書です。北は青森から南は沖縄まで全国津々浦々で成立しました。特に有名なのは1697(元禄10)年に福岡の宮崎安貞によって書かれた「農業全書」でしょう。これは京都の書肆(出版社)から出版され、全国的な影響力を持ちました。
一方、私が取り組んでいるのは福島県は会津の「会津農書」です。地元の肝煎(村長的な役職)によって1684(貞享元)年に著述されました。全国を対象とした「農業全書」に対してよりローカルな内容となっているのが特徴です。
まあ今回はこの辺にして、今後ノートで農書についてちらほら書いていこうと思います。
それでは改めてここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。
次回、自己紹介その2
渡部