黎の軌跡 総評
ペルソナ3リロードをやった後にプレイした
ゲームー。それは!黎の軌跡 Switch版だ!
正直に言って神ゲーの後にそれはどうなんだ
と言った部分はあるがー。とにかくやった。
感想などは腐る程twitterで呟いたのだが、
とりあえず纏めてみることにした。
最後まで楽しんで頂けると幸いだ。
新しい軌跡としては、よかったんじゃないか?
最初に言っておくと、自分は閃の展開に
ウンザリして一時的に卒業したタイプ
だったので、今回の展開はかなりよかったと
思う。最初に主人公とヒロイン。
ヒロイン問題は零以降ヒロイン選択制にしたり、前半でヒロインの話をやったから後半は
話すことないから空気!みたいなのが軌跡
ヒロインの問題点としてあったが、今回は
ヒロインをストーリーに深く絡めることで
空気化するのを防いでいたと思う。本編!!
コネクトイベントじゃなくてね!
これ、めちゃくちゃ大事なんで...。
絆イベントとかコネクトイベントって
プレイヤーの自由だから、ヒロインが
違うとかあるけど、やっぱりヒロインは
固定がいい。話が分かりやすいしね。
やるじゃねぇか!!
こういうのでいいんだよ...
こういうので...。
次によかったのは、主人公が表側の主人公では
ないということ。
今までの主人公は表側の主人公が多かったが
その結果「警察が暗殺者を仲間にするのは
どうなの?」や
「士官学校って設定なのに「ここにいろ」って
命令無視して、行動する生徒はどうかと思う。」など
設定とストーリーが噛み合わないことがあった。
しかし、今回は裏側の主人公であるため、
「コイツ、怪盗だけど仲間にして大丈夫?」と
いった突っ込みや「その行動は所属している
部署的にアウトだろ!」と言った突っ込みも
グレー側という設定だったため、突っ込みを
入れる展開は少なかったように思う。
...3章に関しては、閃の頃のノリになっている
ので、頭痛がしたが。
今回、特に良かったと思ったのは仲間たちの
扱いだ。
閃の問題として、Ⅶ組の絆が上手く描けてない
部分があった。リィンは何かと「Ⅶ組の絆!」と
言っていたが、「え?パトリックの方が
絆深くない?」となったり、
「リィン、先輩組の方が仲良くない?」みたいな印象を抱き、Ⅶ組というキャラ同士の絆を作中で上手く表せてなかったと思っている。イラストなどを見ると、「リィンはエリオットと仲良いな」
などが読み取れるが、本編ではそういった機会が少なかった。なんせ絆イベントで全部消化されるからな!!
そんな閃での反省を生かしたのか、
加入するまでの流れを一章まるまる使い
主人公に恩を感じているというのが
感じやすかったので、全員好きになった。
閃では仲間と敵の因縁がないキャラも多く、
「コイツら、何のために戦っているの?」と
思うことが多かったが黎は仲間がアルマータに
殺され、アルマータに対して復讐心を抱いて
いる者や
大事な人の無念を踏みにじられて許せない
者など
アルマータに何かしら思う場所があり、
戦う理由がハッキリしていたのもよかった。
終盤、主人公に助けられたので、
その恩を返すために行動するという流れも
違和感がなかったと思う。
また、主人公がいなくなったときに諦めない
ヒロインという構図もよかった。
またかいってレベルで閃の問題になるのだが、
主人公が自己犠牲精神を極めた結果、主人公
が犠牲になるという話が多かった気がする。
それ自体はよくある設定なので気にすること
でもないのだが、それを決断した主人公を
本気で怒る仲間がいなかったのは問題だった
と思う。その役割は基本、Ⅶ組じゃなかった
からな!今回は自己犠牲を極めた主人公に
対してメインキャラの仲間たちが本気で怒り、
「テメぇ、ふざけんなよ?」と
胸ぐらを掴む系ヒロインだったので
BAD ENDにならずに済んでよかった。
やはりこの点は触れておくべきだろう。
めちゃくちゃ敵がよかった部分は。
碧からの悪い癖なのだが、悪人はいない!
として、基本見逃します!と言った形で
「コイツ、めちゃくちゃ悪やんーー!!」って
キャラを見逃したり、
場合によっては社会復帰させるパターンが
多かった。だが、今回のボスは人が死ぬことを
気にしない分かりやすい悪として描かれて
おり、最後は裏解決屋に倒されたので
気持ちよく見れた。
ジェラールという圧倒的なカリスマ性を持った
敵をはじめとして、そんなボスを慕い
他人の人生がどうなろうが関係ない
メルキオルなど魅力的な敵が多かった。
先程ボスは裏解決屋に倒されると書いたが、
幹部を殺すかは、自分で選択出来る。
(遊撃士ルート以外)
自分は仲間たちの大事な人をめちゃくちゃに
したり、クレイユ村を滅ぼしたコイツらは
一線を超えたと判断したので、全員
殺されてもらった。敵を見逃す展開を
阻止出来るので、ストレスがなかった。
やっぱりこれだけは言いたいな!
言っていい?言いよね!!
ジェラール、カッケぇぇ!!
負けても自分を曲げないで、所長に同情されたら「自惚れるな!」って言う!
自分の足で結果を知るために出向く!
小物感が全然ないし、黎IIが出たことで
株上がりぱなし!ジェラール・ダンテスは
いいぞぉ...。
そして、今回めちゃくちゃ褒めたい点は
仲間の数を絞ったという点。閃では
最終プレイアブル何人だよ?ってレベルで多く
キャラに愛着が持てないこともあったのだが
黎はサブキャラはあくまでスポット参戦。
ラスボス戦は裏解決屋のみと言った形にした
ため、
ちょうどいいバランスだったと思う。
...この個人的に気に入っていた点は、
黎IIで壊されてしまったが。
もちろんいい場所だけではなく、悪い場所も
ある。今回はアクション+コマンドバトルと
いった形で売り出しているが、アクション
部分は正直微妙な部分がある。
黎IIで完成した感じがあるが。
下ネタが多い、
人によっては不愉快な男性同士の恋愛など
そういう微妙な部分もあったが、軌跡の可能性を期待させるには、充分な出来だったと思う。
...黎IIで裏切られたんだけどね!
界の軌跡ではマシなものにしてくれよな!!
以上!黎の軌跡の総評でした!!
最後まで読んでくれた人、
ありがとうございます!