「昔話を考察するお話し会」・秋　第1回「灰かぶり（シンデレラ）」と「千匹皮」を読み解く　報告

阿佐ヶ谷イネルでのお話会は盛況のうちに幕を閉じました。参加した皆様からは「次回もぜひ参加したい」との声が多数聞かれました。次回は冬の会を2025年1月に開催する予定です。第1回目の内容は以下のとおりです。決まり次第、こちらのnoteでも詳細をお伝えします。

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第1回目は、グリム童話（初版）より「灰かぶり」と「千匹皮」というおはなしを取り上げます。「灰かぶり」は「シンデレラ」のタイトルで知られています。継母にいじめられている不幸な少女が王子様に出会って幸せをつかむおはなしです。不幸から這い上がる物語は、現代では「シンデレラ・ストーリー」などと呼ばれ、もてはやされています。ところがグリム童話を初版まで遡ると、もっと違う視点から生まれた物語なのではないか？ と思われる点が多々あります。当日はみなさんを「シンデレラ」の本当の物語へと誘いたいと思います。また、この「灰かぶり」によく似たおはなし（類話）が世界中にたくさん存在します。「千匹皮」もその類話のひとつです。「千匹皮」は原初の「シンデレラ」のような特徴をもっています。「シンデレラ」はディズニーアニメなどによりデフォルメされて世に出ましたが、原初的な「千匹皮」をエンタメに落とし込むのは難しい……といった話もしたいと思います。昔話の奥深さや摩訶不思議な世界を楽しんでいただければ幸いです。

なかひら まい

日時：2024年10月19日土曜日 15時〜17時
会場：阿佐ヶ谷イネル
料金：2000円（ハンドメイドのグリーティングカード付き）