Python グラフ作成の基礎
基本的な2次元グラフ
MatplotlibのグラフはFigureオブジェクトと、その中にある1つ以上のAxesオブジェクトで構成されている。Figureは図全体の描画領域で、Axesは1つのグラフを描く領域(座標系)を表す。複数のグラフを並べるときは、1つのFigureの中に複数のAxesが含まれる構成になる。
Figureはplt.figure関数などで作成できる。
画像の解像度はdpi引数で設定できる。DPI(dots per inch)は1インチ当たりのドット数のことで、dpiとfigsizeの値をかけた値が出力画像のピクセル寸法になる。
様々な作図メソッド
Matplotlibには様々な2次元作図メソッドが実装されている。Matplotlibのすべての作図メソッドはNumPyの配列データからグラフを作成できる。
図の保存
作成した図を画像ファイルとして保存するにはfig.savefigメソッドを使用する。このメソッドにはファイル名やキーワード引数を指定する。
実行中のフォルダに図が保存される。出力ファイル形式はファイル名の拡張子から判別されるがformat形式でも指定できる。使用しているバックエンドにより異なるが、指定できるファイル形式はPNG, JPEG, PDF, SVGなどである。指定がなければdpiにはFigureの持つ値が使用される。facecolorのデフォルトは白なので、fig.get_facecolorメソッドで図の背景色を取得し、それを指定している。
https://colab.research.google.com/drive/1e9yWbx34mSDAm2VjwSUiGbXrrpPEgCzI?usp=sharing
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