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Vol.13 R3開発発表!!Canonが熱い。

4月14日(水)、とうとうCanonから次機種、EOSR3の開発発表がありましたね。2021年中に発売になれば約23年ぶりにCanonに「3」が復活する。
そうなれば「1」の発表は個人的な予想では2022年開発発表、23年に発売と睨んでます。
フィルムカメラからCanonを使ってたユーザーからすればこれで往年のCanonEOSシリーズがほぼ出揃う雰囲気を感じているのでないかなと思います。

そして今回はR3の開発発表を見て感じたことを徒然と・・・。

ミラーレス(デジタル)に初搭載「視線入力AF」

まずはこれに尽きると思います。視線入力AFは1992年に発売されたEOS -5QDというカメラに世界で初めて搭載された機能で、簡単にいうとですねカメラに使用者の眼を登録しておくと5点のAFポイント(EOS-5QDにはAFポイントが横一列5点しかありません)を見てというか見つめてシャッター半押しするとそのAFポイントにピントが合うという素晴らしい機能でした。
ただ、この機能は当初から色々制限だったり使いづらい条件を併せ持ってました。

それはEOS-5QDは世界初搭載なのでカメラを縦位置にすると視線入力AFが対応出来ないこと。人の眼は朝と夜で、そして疲れや体調の良不良で変化するため、登録した時の眼の状態から大きく変化があると必ずしも確実に視線入力AFが作動するとは言えない機能でした。

まぁ前者は解決策はありませんでいたが、後者の眼の状態によって機能が不安定になる問題は解決策がありました。それは眼の登録が五人分出来たので状況が異なる自分の眼を一人で五人分登録(もともと最大五人分の眼を登録可能)することで作動精度を高められるというもの。

そんな名機能(迷機能)な視線入力AFですがその後はEOS-55やEOS-7、そしてEOS-3(1998年)に搭載され、次期フラッグシップにも搭載されるのかなとも思いましたがご存知の通りEOS-1vには視線入力AFは搭載されませんでした。
当時はなぜ?と思いましたが20年後の今年、EOS-1vを実際に買って、使ってみてなんとなく理由がわかりました。
それはEOS-3もEOS-1vも45点のAFポイントを密集させているから。なのではないかと思いました。

EOS-5は水平に等間隔に並んだAFポイントが5つあるだけでしたので当時の技術でも目がどこを見ているかの検知は比較的容易に出来たのではないかと思います。

でもEOS-3は45点ものAFポイントが密集しているのどこを見ているかの検知する技術が追いついていなかったのでは?と。
そしてEOS-3の視線入力AFはあまり良くないという話は聞きますが最初期のEOS -5QDの視線入力AFは使えない(縦位置時カメラ側で使えないのは仕方がないとして)という話はあまり聞いたことはなかったと思います。
※あくまで自分の周りでは&ネットが普及していない時代の情報です。

正直自分の感想としては・・・

めっちゃ使える名機能!!Canonすげ〜!!ってなった最初の機能なわけですよ。
そんな自分にとっては使える機能だった視線入力AFは便利すぎたおかげで10数年後に落とし穴にはまりました

視線入力AFは慣れると恐ろしい。

結局のところEOS -5QDとさよならして以降10数年カメラを触らない生活を送ってましたが、ひょんなことをきっかけにSONYのRX100m5を購入してカメラ生活再開となったのですが・・・。

購入初日、ファインダーを覗いて眼で見たところにAFが来ない!!まじで使えねーこのカメラ!!って眼で見たところにAFが合わないこと=不良品だと思ってましたよ、まじで。
で、当たり前ですが眼で見たところにピントが来ないので使いにくさを感じ、使いにくさのあまり憤りを感じてました。
※色々ツッコミどころ満載ですが当時はマジでなんで見たところにAFが合わないんだ!?と本気で思ってました。

しばらくして「あ、メーカーが違うから無理だ」と自覚してからは憤ることも無くなりましたよ(当たり前だって話ですね)
※そしてRX100m5は良いカメラだったですよ、一応フォローを。

まぁ、なんでしょうか。
ここで言いたいのはカメラを離れて10数年経った後でも視線入力AFの便利さに慣れた自分は視線以外の方法でAFポイントを動かす。なんて発想は無かったわけなんですよ、だってEOS -5QDは見たところにAF来るんだから仕方ないですよね。コントロールリングをグルグルする必要もないんですから。

それを昨今のカメラはなんじゃ?マルチコントローラーで動かす必要があるんか?21世紀になってもまだカメラは1980年〜90年のような時代遅れなことやってんだなぁと。

そんな自分も最近は視線入力AFではない方式に慣れましたが、それはオールドレンズを使う頻度が高いからだとも考えています。

まとめ

長々と書いてきましたが今回23年ぶりの「3」復活、そしてあまり評判の良く無かった「3」の視線入力AFという過去がありながらも視線入力AFを搭載してきたということはかなり精度が良い自信があるということだと思います。
そんな機能ですからご忠告申し上げます。
視線入力AFは魔性の機能です、一度使って虜になったら・・・。
抜け出せませんよ?

レンズ沼よりも抜け出せませんよ?

カメラを置いた10年後にファインダーを覗いてなんで見たところにAFが合わないんだ!!あ、これCanonじゃ無かった・・・なんて事になりたくなければ近づかないが吉です。

あ、ちなみにEOS -5QDは中古で8千円から1万5千円くらいで売ってるのでR3(絶対高価になるってわかってるので)買えないけど視線入力AF試したい方は是非どうぞw

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