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vol.351 My 1st Leica M11-Pについて

購入から約2週間が経ちました。
なんというかデジタルカメラを初めて買った時、撮影した画像がすぐにその場で見れるという衝撃はまるで世界が変わったような体験でした。ですがその体験以上にレンジファインダーという機構、素通しのガラスから見える世界とそこから生成される画像、写真を撮るという行為そのものに改めてあの時以上に世界が変わったような感覚の中、過ごしておりました。

そんなM11-Pを購入して2週間たった正直な感想を書いていこうと思います。

1、設定の追い込みが不十分

初めてのLeicaということで2週間経ってもなかなか設定の追い込みが出来ていません。
正直なところ言えば「何が分からないかもわからない」という新入社員研修が終わり決められた配属先で右往左往している新入社員のようだと自分で自嘲しながらYouTubeやネットを頼りに設定を煮詰めているところです。

この辺りが煮詰まってくれば今以上に愛着が湧くと思います。
今は手の掛かる甥っ子姪っ子を相手にしているような感覚ですね。

2、縦構図の際のカメラの持ち方が迷子中

これもいまだに迷います。
右手を上、ファインダーを下にして構えるとレンズのせいでファインダー内に影ができたりして見にくいのでシャッターボタンを下にして構えてみたりとりあえず試行錯誤しています。

慣れたわけではありませんが、それでも最初の頃は本当にどう持ったらいいか分からず素通しのファインダーを無意識に触れて指紋だらけにしたりとカメラ初心かよ、と自分で自分にツッコミを入れながら縦位置写真をどうやって構えて撮るのがいいのか考えていました。

もうね写真を考えるのではなく構え方を考える日々ですw

もちろん、ライブビューを使えば楽なのでしょうがまだまだせっかくのレンジファインダーを楽しみたいという思いがあり、ライブビューは使用せずに撮影をしており、まだまだ納得のいく構え方というか縦位置構図の撮影方法は模索中です。

3、写真を撮りに出かけるようになった

これは顕著に感じます。
特に何かしらの外出でもカバンにLeicaM11-Pを入れて出かけるようになりました。
名古屋の写真展に行った帰り、いつもならすぐに最寄の地下駅に駆け込むのですが一駅か二駅くらいを歩いてスナップするようにもなりました。

とりあえず何かしらの写真を撮ろうという思いが湧いてくる不思議な感覚を味わっています。

4、出来ないことが多く、考えるようになった

出来ないことが多い。
起動は遅い、オートフォーカスは無い、接写は不得意というか出来ない、絞りを開けて撮るとピントが甘くなるなどなど、細かく言えば写真によってはコサイン誤差も考えて構図を追い込む必要もあったり、50mmに関して言えばブライトフレームが完全な四角の枠では無いため、撮った写真を見てから予想外の映り込みがあったりと最近のミラーレスカメラでは難なくできることが出来ない。

でも、だからこそ写真というものを考えるようになりました。
コサイン誤差やピントのズレを考慮して絞りを絞って撮影し、写真の奥から手前までピントの合った写真を見ているうちに写真とは記録として発展してきた一面もあるんだということに改めて気づく事もできました。

今までは当たり前のように出来るようなカメラを使っていたことで写真に対する向き合い方も楽な方に知らず知らずのうちに慣れてきていたのかなという思いもあります。※もちろん楽なことは悪いことではありません。

とかく、できない事の多いカメラですが、購入して後悔はしていません。
出来ないからこそ、出来るように考えて撮影をすればいいだけなのでそういう考える力も鍛えられると思えばこれもまた楽しいのです。

そんなこんなで購入後2週間での感想でした。

では、また。



番外編


なんか取れたんですけどw
全く、気づかなくて鞄の底にo-ringみたいなのがあるなと手にとって初めてパーツが取れていることに気づきました。

とりあえず凹凸を合わせて押し込んだらくっつきましたが・・・。

それでいいのだろうか?

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