【渡米編3】地球の歩き方 ロスアンゼルス版を参考に…
本場アメリカのDJプレイを名古屋のクラブで体験し、そのテクニックと選曲に魅了され一度は諦めかけた渡米計画だったが、目が覚めたように再計画立てるが、まずすべき初歩的な問題、どうやって渡米するかの方法がわからないため、こうなったら一度アメリカに実際旅行にいってみようと、即日旅行会社HISへ!
なんの計画もないままただいってみたいと仕事のスケジュールの確認もせずに最短で空いてる日を決めてその日に勢いで10万円超のチケットを購入しルンルンで帰宅。
帰宅してまずしたことは、勝手に仕事のスケジュールに旅行を入れた事を会社の社長への報告 「社長、再来月の〇日からアメリカ行くので9日間休みもらっていいでしょうか?」社長からは即答で「いいよ!たのしんできなさい」っ軽い感じのOK! 今考えるといてもいなくてもいいような従業員だったのではないかと笑笑
しかしこれですべてが問題なし、いざ本場のシーンを体験しにLAへ!! って…しかし初めてのアメリカ旅行ということもあり、右も左も知らないままではまずいと思い、渡米体験者から情報をもらおうとまずさんざんアメ車でお世話になっていたアメ車専門の車屋さんへ行き、「今度アメリカ旅行へ行こうと思うんですが、見ておいた方がいいものや何をすべきことですべきじゃないことや行った方がいい場所や食べ物、そこまでの行きかたなどアドバイスがあればください。」と目をキラキラさせて聞くとうーんと、少し悩んだあと…車屋さんは、「基本的に好き勝手に行きたいとこに行ったほうがいいよ!観光スポットやおいしいレストラン、綺麗な夜景やセレブが通う洋服屋さんなどがオススメでガイドブックが載ってる旅雑誌でも買っていけばok!」とまさかのガイドブックのススメの教養しか教えてもらえず、仕方なく帰りに言われた通りに近似の本屋で #地球の歩き方 ロスアンゼルス版 を購入して帰ったのだった。
さっそく家に帰ってベットに転がりながら見てみると、美味しそうなハンバーガー屋さん、おっきな公園、映画の街ハリウッドまわりのおみやげ屋さん、お洒落な洋服屋さんなど華やかな街の紹介がたくさん載っていて思わず気に入ったお店のページに付箋をたくさんしたり、観光にいく順番を地図で調べて印をつけたりとかなり浮かれ気分になってまるで遠足待ち遠しい子供のようにワクワクしながらその日は眠りにつきました。
しばらくして、初アメリカ旅行までいよいよ来月に迫ったある日の事、以前相談した車屋さんから電話があり「ロスアンゼルスにいくなら現地に住んでる知り合いがいるからガイドしてもらえば?小遣い程度のギャラで一日中連れていってくれるから電話してみなよ」と一方的に用件とアメリカの電話番号を伝えて切ってしまった。僕はしばらくなにが何んだかわからずぼーっとしていたが、何か情報くれるとの事でひとまず教えてもらった電話番号に何も考えずに電話することにしてみました。
教えられた、長い電話番号を押すと、ツーツーっと国際電話の独特の音の後…ガチャ
「hello?」
といきなり男の低い声の英語での返しに、びっくりしてあたふたした僕は思わずなにも喋らず電話を切ってしまったのだ…
いきなりパニクってしまった僕は、こんなんで本当にアメリカに行けるのかと自問自答を繰り返したりしてわけもわからずしばらく放心状態でいると今度は僕の電話に着信が…
ブルブルっとバイブが揺れている、ふと着信の電話番号を確認してみると見たことない長い電話番号でありわけもわからず電話にでると…
「ポンさんですか?」
とこんどはききなれた日本語を聞いて一安心した僕は
「はい、そうです」と返すと
「私はマイケルと言います。車屋さんに頼まれて、知り合いのポンさんが来月アメリカに来るみたいなので、1日でもいいから、いい日があればLAをガイドしてくれないか?という話がまわってきましたが、もしよかったら私が1日朝から夕方ディナーを食べるまで車でいろいろ回って130ドルぐらいでガイドしますよ」
とかなり親切なお誘いであったためと私もなんにも予定もないし、何より最初にガイドをつけてもらえれば後は自分なりにポイントがまわりやすいと考えて、マイケルさんにガイドを一日頼む事にしてOKを電話にて伝えることにしました。相談の結果、ガイドの期間は最初の空港のピックアップからガイドが始まり、帰りはホテルまで僕を送り届けてくれる流れの初日にお願いしました。実はLAX空港からホテル(リトル東京)までの行き方もどうやっていこうかと悩んでたこともあり都合よくマイケルさんと話もまとまり、ガイドの日にちの段取りや飛行機の時間などの打ち合わせを電話で何度かしてアメリカ1日ガイドの話を決めました。
その日のベッドでは、まだ会ったこともないマイケルさんという人に行ったこともない場所でしかも何も知らない僕の体を預けて一日中ガイドされるなんて想像もつかないし、もし何かあったら怖いなとアメリカ行く日に近づけば近づくほど、ビビってきて不安な気持ちになったり怖気ついたりしたけど、最後は開き直ってガイドブック見ながらいろんな風景や食べ物、買い物などの見て楽しい想像をたくさんしながら自分の気持ちを高めていきました。
そしていよいよ運命のアメリカ旅行へ旅立つ日がやってきました。
僕は何日も前からガイドブックに従って書いてある通りに準備を進めておっきいキャリーバッグには一張羅の私服と日本のお菓子とカップラーメンを入れて、手荷物のリュックサックには下着や日常品を多目に入れていくのであった笑笑
ガイドブックには下着たくさんもっていけとは書いてなく、僕がかなりの心配性だったわけです…