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【2級土木】実地試験で頻出のコンクリート工について

実地試験の過去問題を見てみると、平成27年度~平成29年度の問題番号No.4、5は何れもコンクリートの分野から出題されている事が分かります。学科試験では”コンクリート工”は選択問題として出題されますが、実地試験では必須問題です。

ちなみに、平成27年度、平成29年度ではNo.6の選択問題でもコンクリートについて出題されています。かなりの確立で出題されますので、コンクリート工の分野は欠かさず勉強をしておきましょう!!

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《例  題》

平成29年度 2級土木施工管理技術検定試験 実地試験 No.4
コンクリートの打継ぎの施工に関する次の文章の[   ]の[ イ ]~[ ホ ]に当てはまる適切な語句を,下記の語句から選び解答欄に記入しなさい。

打継目は、構造上の弱点になりやすく、 [ イ ]やひび割れの原因にもなりやすいため、 その配置や処理に注意しなければならない。
打継目には、水平打継目と鉛直打継目とがある。いずれの場合にも、新コンクリートを打ち継ぐ際には、打継面の[ ロ ] や緩んだ骨材粒を完全に取り除き、コンクリート表面を[ ハ ]にした後、十分に[ ニ ]させる。
水密を要するコンクリート構造物の鉛直打継目では、 [ ホ ] を用いる。

[語句]ワーカビリティー、 乾燥、 モルタル、 密実、 漏水、コンシステンシー、 平滑、 吸水、 はく離剤、粗、レイタンス、 豆板、 止水板、 セメント、 給熱


平成29年度 2級土木施工管理技術検定試験 実地試験 No.5
コンクリートに関する次の用語から2つ選び、用語とその用語の説明をそれぞれ解答欄に記述しなさい。ただし、解答欄の記入例と同一内容は不可とする。
(※申し訳ありません、解答欄の記入例というものが見つけられませんでした。解答用紙にしか記載がなかったんだと思われます。ご存知の方、コメント頂けると助かります!)

エントレインドエア
スランプ
ブリーディング
呼び強度
コールドジョイント


———解答はページの下の方にあります———

問題形式としては、No.4は穴埋め、No.5は記述式ですね。

コンクリの基礎に不安がある方は、こちらの参考書で事前知識を頭に入れる事をお勧めします。

No.4は選択肢も用意されていますが、ノー勉では難しいと思います。No.5は何となく分かっていても言葉に出来ないと解答できません。解答欄も限られていますので、あまりダラダラした文にならないよう、でもキーワードをしっかり含んだ文を書けるようにしておきましょう。

勉強方法は以前にもご紹介した通り、「過去問」を覚えるくらいやり込む事です。面倒がらずになるべく10年分の過去問をまずは印刷もしくは書籍を購入!そして解答例を書き込みましょう。後はそれに何度も目を通す事です。

解答は丸覚えする必要はありません。キーワードやポイントだけ頭に入れて、後はそれを組み合わせて文にする練習をしておけばOKです。

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解 答 例
No.4
イ:漏水 、 ロ:レイタンス 、 ハ:粗 、 ニ:吸水 、 ホ:止水板

No.5
エントレインドエア:AE材などの混和剤を用いてコンクリート中に連行された空気泡。
スランプ:コンクリートの流動性を示す数値で、スランプ試験により測定される。
ブリーディング:コンクリートの打設上面に水分が浮かび上がる現象。
呼び強度:コンクリートの打設から28日後の圧縮強度で、品質指針となる。
コールドジョイント:後から打ち込んだコンクリートが先に打ち込んだコンクリートと一体化せず発生する継ぎ目。

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