【2級造園】令和三年度学科試験(前期)解答&プチ解説
こちらの記事では令和三年度2級造園施工管理技術検定試験のうち、学科試験(前期試験:2021年6月実施分)の解答を少し解説しながらご紹介していきます。問題はスペース削減のため省略しますので、問題を入手のうえご覧ください。
※問題用紙はこちらのサイトでダウンロードすることができます。
株式会社東北技術検定研修協会→解答速報
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合格基準は「得点が60%以上」なので、24問/40問以上正解で合格です!
(2級造園は平成30年度より問題数が50問→40問に減りました。)
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問題01.解答1
無鄰庵庭園(むりんあん・ていえん)ですが、京都にある庭園です。
→公式サイトへ
問題02.解答3
ピートモスはアルカリ性の強い土壌を中和するのに用います。反対に、酸性の強い土壌には消石灰や炭酸カルシウム等を用います。
問題03.解答3
黒曜石パーライトは主に土壌の透水性を改善するものです。改良材の名称、利用目的や効果は参考書などで押さえておきましょう!
問題04.解答1
窒素(N)=葉肥、リン酸(P)=花肥、カリ(K)=根肥を必ず覚えましょう。これで大体の問題パターンは正解できます!
問題05.解答1
なるべくカラー写真等を見ながらの勉強をお勧めします!
問題06.解答3
どちらも小さな花が咲く樹木ですね、知らない樹木が出題された時は消去法で正解率をあげましょう。こちらも写真を見ながらの勉強がお勧めですが、試験までに時間がなく暗記が苦手な方は諦めるのも良いでしょう。
問題07.解答2
こちらも写真を見ながらの勉強がお勧めですが、試験までに時間がなく暗記が苦手な方は諦めるのも良いでしょう。
問題08.解答1
日本は世界で見たら高温多湿な部類ですね。日本芝と西洋芝の違いは押さえておきたいポイントです。覚える時は、日本と海外(ヨーロッパやアメリカですかね)の気候をイメージしながら覚えると良いですよ。
問題09.解答3
林野庁のHPに写真つきで良い感じの資料があったので良かったら参照ください→こちら
これはもしかすると新手の問題かもしれません!?😮
問題10.解答3
5センチ→15センチが正しいかと。根回しは実地試験でも頻出ですので、一通りの作業の流れや作業内容と目的を押さえておきましょう。
問題11.解答4
キンモクセイは秋、ハナミズキは春、ヤブツバキは冬〜春、サルスベリとムクゲは初夏に花が咲く樹木です。なぜ開花に影響を与えるのかピンときていない方は参考書に理由が載っていると思いますのでご確認ください🌸
問題12.解答3
先ほど日本芝と西洋芝の問題がありましたが、工法にも着目しておきましょう!
問題13.解答3
それ程種類は多くないので、それぞれの花壇の特徴は押さえておきたいポイントです。
(1)⇨舗石花壇はレンガやコンクリート平版などの舗装材の一部を抜き取って、草丈の低い草花や低木類等を植えたものです
(2)⇨境栽花壇の説明です
(4)⇨沈床花壇の説明です
問題14.解答2
車いす使用者に配慮した園路の設計については類題がボチボチ出てきていますね。ただ年によって横断勾配だったり道幅だったりと微妙に問われるポイントが異なるので、参考書にまとまっていなければ自分で情報を整理した方が良さそうです!
問題15.解答1
これは太陽光が眩しくてプレーに影響しないようにとの配慮で公式には緯度ごとに細かく定まっているそうですよ。メインスタンドを西側に配置するのも太陽光が理由です☀️
問題16.解答3
1:竜安寺垣、2:沼津垣、3:建仁寺垣、4:?(ごめんなさい😅)
問題17.解答2
今回分かっているのは変化率の他に施工後の締固めた土量(2700m3)ですね。まずはこれを使って地山の土量を求めましょう。
地山の土量=2700/0.9=3000m3
続いて、地山の土量から運び出す土量を計算します。
ほぐし土量=3000×1.2=3600m3
参考書によっては各値を求めるための式や表があったりすると思いますが、管理人は式を二つだけ覚える方法をお勧めします(覚えるポイントは「変化率」イコール「地山が分母」です)。
問題18.解答2
もし試験用の参考書の前にコンクリートの入門編をお探しでしたら、こちらの書籍をオススメします。基本的なことも解説がちゃんと付いており、新人の方にも◎です。
問題19.解答1
素掘り側溝は仮設や応急処置等、一時的な排水路として用いるケースが多く、深堀はしません!
問題20.解答3
これはよく出てくる図ですね。試験勉強としては、過去問をいくつか見比べて選択肢に関係する部位の名称だけ覚えたら良いと思います、大体同じところが問われていますので😄
問題21.解答2
このイラストを覚えていれば解けますので参考にしてください。
問題22.解答2
先ほどの電気工事と混同しないよう注意しましょう。正しくは30cm以上です。給水工事関係は、深さだけでなく勾配や施工順序などもポイントになります。
問題23.解答2
工程表や現場組織表は基本的に受注した側が作成するものですよね、そこで見分けられるのではないでしょうか。
問題24.解答3
デミング・サークル、いわゆるPDCAですね⭕️
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)
P:2 →計画(C)
D:1 →実施
C:3 →評価(A)
A:4 →改善(B)
問題25.解答4
建設発生土と剪定した枝葉は産業廃棄物に該当しません🙅♀️。これさえ覚えていれば産業廃棄物の問題は大体正解できるので是非!類題はこちらの記事をご覧ください。
問題26.解答4
④から点線で③と⑤に繋がっているので注意が必要です。
A→C→G→H→I
3+4+3+4+2=16日
問題27.解答2
直接費は、一般に作業速度を経済速度以上に速めてしまうと「増加」する傾向にあります。(クラッシュタイム、いわゆる突貫工事をイメージしてください)
建設費と工期の関係はこちらのグラフを覚えておくと良いかと思います。何が間接費になるのか、直接費になるのか参考書でじっくり確認しておきましょう。
問題28.解答2
分岐している場合は、上部を測定します。通常幹は上に向かって細くなりますので、下部を測定すると本来の値よりも太めに測定できてしまう(過大評価してしまう)ためかと思います。🌳
問題29.解答1
今回は前後の項目から消去法で正解できそうですね。この辺は参考書にきっとまとめて載っていると思いますので、よく見ておいてください〜
問題30.解答4
点検責任者を決めておく必要があるためNGです〜
問題31.解答2
原則継いで使ってはいけないのですが、やむを得ない場合は接続部を1.5m以上重ね、2カ所以上で固定することで用いることができます。
問題32.解答1
作業床の幅は40cm以上必要です。また、隙間は3cm以下にしなくてはいけません。
問題33.解答4
うーん、ちょっと難易度高めですかね。平成30年度の問題37が類題になります。都市公園の管理者(県や市)が許可を出せば設置可能です。
・占用物件についての法令はこちらご確認ください、第12条です。
・占用の許可についての法令はこちらご確認ください、第6条あたりです。
問題34.解答4
改正があってからしばらく金額に関わる問題は避けられていたようですが、いよいよ出題されるようになりましたね😆
例えば8,000万円で受注して、4,000万円を下請けに依頼する場合は現場に監理技術者を配置しなくてはなりません。
※改正があったのが2016年なので今から5年前くらいです。それ以前の過去問では場合によっては正解が変わってくるかもしれません。ご注意ください。
問題35.解答3
一つ目は雇い入れ時教育なんて言われるやつですね。休暇後の教育については定められていません。
問題36.解答4
労働基準法の第13条で「この法律で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分については無効とする。」と定められています。→法令はこちらのサイトで確認いただけます
問題37.解答1,4
ここから何やら新しい形式の問題となっていますね!😮
問われている内容自体はさほど真新しい感じはしませんが、正解が一つでないのが厄介です。
今回は竹3本を使った八ツ掛支柱です。
(2)→こちら、丸太であれば正解だったのですが…竹の場合には釘は使用しません🙅♀️
(3)→留杭は垂直ではなく斜めに角度をつけて打ち込みます
問題38.解答1,2,3
平成20年度にも延段についての問題がありましたが、正解を全部選ばないといけないのがツライですね、これは難易度高い〜💦
TやY型はOKです。参考書にそこまで載っているか分かりませんが、NGな石の並べ方がいくつかあるので確認しておいてください。延段の施工方法詳細はこちらのサイト様を参考ください。
問題39.解答2,3,4
(1)は安全管理に関する記述です。
問題40.解答1,4
今回は3本立のツバキで、樹高の規格がH=3.0mとなっています。
ポイント①過半数が所要の樹高に達している
ポイント②所要の樹高の70%以上に達している(3.0mの70%なので2.1m)
(ア) →OK🙆♀️
(イ) →NG🙅♀️(1本しか所要の樹高に達していないため)
(ウ) →NG🙅♀️(所要の樹高の70%に達していないものがあるため)
(エ) →OK🙆♀️
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
皆様の合格をお祈り申し上げます⭐️
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