【2級土木】平成23年度学科試験No.45「河川堤防」解説
今回ご紹介するのは、平成23年度に出題された「河川堤防の横断面図」に関する問題です。私は自分でイラストを描いて勉強していました。見ているだけじゃ覚えられないと思ったら試してみてください。
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《例 題》
平成23年度 2級土木施工管理技術検定試験 学科試験 No.45
下図は,河川堤防の横断面を示したものであるが,図の(A)~(D)のうち,表小段はどれか。
1.(A)
2.(B)
3.(C)
4.(D)
———解答はページの下の方にあります———
堤防の左右どちらが「表」になって、どちらが「裏」になるのか知っていれば正解も出来たと思いますが、専門土木で勉強していなければそれも難しいですね…各部名称はこのようになります。勉強してみようという方はご参照ください。
なんとなく、水が流れている所が堤内地?と思ってしまうのですが、逆です。堤防に守られている土地が堤内地、河川側を堤外地と言います。
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ちなみに、河川に関する問題は選択問題で毎年のように出題されています。
《例 題 2》
平成29年度 2級土木施工管理技術検定試験 学科試験 No.15
河川堤防の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
1.旧堤拡築工事は、かさ上げと腹付けを同時に行うことが多く、腹付けは一般に旧堤防の裏法面に行う。
2.河川堤防の工事において基礎地盤が軟弱な場合は、地盤改良を行う。
3.築堤した堤防への芝付けは、総芝、筋芝などの種類があるが、総芝は芝を表法面全体に張ったものをいう。
4.引堤工事を行った場合の旧堤防は、新堤防が完成後、直ちに撤去する。
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※引堤とは…河川改修工事において、水路幅の拡大、堤防法線の修正などのために既設堤防を堤内側に移動させることをいう。(みんなで作る土木用語辞典より)
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