【2級土木】平成21年度学科試験No.45「コンクリート擁壁」解説
今回ご紹介するのは、平成21年度に出題された「コンクリート擁壁」に関する問題です。実は造園施工管理技士でも「擁壁」に関する問題が出題されるのですが、調べてみたら似たような問題を見つけたので一緒にご紹介しておきます。
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《例 題》
平成21年度 2級土木施工管理技術検定試験 学科試験 No.45
下図は、コンクリート擁壁の種類を示したものである。もたれ式擁壁は、次のA~Dのうちどれか。
1.A
2.B
3.C
4.D
平成26年度 2級造園施工管理技術検定試験 学科試験 No.25
擁壁の構造形式を示した図のうち、重力式擁壁はどれか。
1.(1)
2.(2)
3.(3)
4.(4)
———解答はページの下の方にあります———
2問目が造園からの引用でした。ややイラストのテイストが異なりますが、ほとんど同じような問題ですよね!むしろ造園のイラストの方が構造が分かりやすいかな…
2級土木では、擁壁(逆T型擁壁)については平成27年度、平成29年度にもNo.45で出題されています。
擁壁はほとんど見たままのネーミングなので、比較的覚えやすいと思います。ちなみに、逆T型擁壁は片持梁式とも言うそうです。参考書によって多少違うかもしれません。
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以下にそれぞれ正解を記載しておきますのでご参照ください。
1問目(土木)
A 控え壁式擁壁
B 重力式擁壁
C もたれ式擁壁
D 逆T型式擁壁
2問目(造園)
1 重力式擁壁
2 控え壁式擁壁
3 もたれ式擁壁
4 L型擁壁
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重力式は自重で土圧に耐える構造になっていますが(そのため厚い擁壁)、逆T型やL型は自重に加え、擁壁に乗っている土の重量も利用して土圧に耐える構造になっています(そのため重力式よりも薄い擁壁)。
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